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鳴り続けてる電話に出ようとしたら、スマホを村上さんに奪われ




村「おう、すばるか?」




村上さんが電話に出た





村「誕生日祝ってんねん。…なんでって、わかるやろそんなん、惚れとるからや」





村「お前、Aがいつまでも待っててくれるなんて思ってるんやろ。そんなんやから簡単に奪われるねんで」





そう言うと村上さんは電話を切り、スマホを私に渡した





村「すまん、弱みに付け込んだわ」





「あ、いや…私も、すいません」






村「それは、どういう意味のすいませんなん?」





「えっ…」





返答に困ってると、村上さんはもっと困ったように笑った





村「帰ろか」





残ったビールを飲み干して立ち上がった村上さんに続いて私も立ち上がった





その瞬間、一瞬だけ村上さんにギュッと抱きしめられた





「村上、さん?」





村「ごめんな、」





村上さんは小さく、「こんな好いてしもうて、ごめん」と言った

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作者名:ゆか | 作成日時:2019年2月11日 23時

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