飴が甘い ページ11
葛葉さんが家に来た翌日。
私は、家の前で絶句していた。
「な、何その大量の箱……」
「赤羽さんからちょっと貰っちゃって……」
「ちょっと……？」
玄関を埋め尽くす程の大きな段ボールが1個。
叶くんが、苦笑いをうかべる。
話によると、ばねちゃんが遊びに出かけた時のお土産らしい。
ばねちゃんとは、叶くん経由で知り合い、いまじゃお泊まりもするほどの仲。
だからこそ……。
「ばねちゃんが選んだものとか、ちょっと怖いんだが……」
「毒とか入ってそうだよねぇ」
「叶くんがそう言ってたって、ばねちゃんに後で連絡入れとこうかな〜」
「うわ〜うざいなぁ。僕も赤羽さんに言っとこ」
「叶くん、いい性格してんね!?」
「そりゃ、どうも」
「うわ〜うざいなぁ」
「真似されたぁ」
そんな軽口を叩きながら、2人で段ボールをリビングまで運ぶ。
距離はあまりないけれど、額からは汗が滲んできた。
カッターで段ボールを切り込む。
「お〜」
蓋を開けると、100個近くある飴が入っていた。
……全部、飴。
お互い言葉を失う。
急かすように、沈黙が流れる。
「まぁ、味は美味しいかもしれないからね」
叶くんは、適当にとった飴の袋を破る。
「ばねちゃんを信じよう……」
そう心の中で祈りながら、段ボールの中に手を突っ込む。
「ん〜、これイチゴだ」
おいし〜と、叶くんは顔を綻ばせる。
え、意外に美味しいのか！？
ちらりと隣の叶くんを確認する。
美味しそうに口元を動かす叶くん。
だ、大丈夫だよね……？
不安になりながらも袋を破り、口の中で飴玉を転がした。
すると、なんともいえない味が口の中に広がる。
え、何この味……。
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うさごろう(プロフ) - あいいちさん» 遅くなってしまいすみません💦そう言って頂けて嬉しいです、ありがとうございます！ (5月7日 21時) (
レス) id: c523199a4f (このIDを非表示/違反報告)
あいいち(プロフ) - もぉぉぉう！！！心臓きゅんきゅんして最高です！！私の好きな雰囲気どストライクでほんと神です！！ (2022年8月8日 5時) (レス) @page11 id: f1fad0b475 (このIDを非表示/違反報告)
うさごろう(プロフ) - ねこもどきさん» コメントと応援ありがとうございます✨自分も甘々系好きなので喜んでもらえて嬉しいです、更新頑張ります〜！ (2022年5月1日 23時) (レス) id: dbcde430d8 (このIDを非表示/違反報告)
ねこもどき(プロフ) - コメント失礼します！いつも楽しく拝見させてもらってます！私のもうタイプのシチュエーションですごく気に入ってます！これからも更新頑張って下さい応援しております！ (2022年5月1日 20時) (レス) id: 683f46d39a (このIDを非表示/違反報告)
うさごろう(プロフ) - ゆきさん» そんな風に言って貰えて凄く嬉しいです！初めての作品なので不安もあったのですが、ゆき様のお言葉のお陰で少し自信が持てました、ありがとうございます😭😭 (2022年5月1日 17時) (レス) id: dbcde430d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさごろう | 作成日時：2022年4月29日 12時
