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この辺で今出ているAさんの情報をサラッとおさらいさせてください!
AA
15歳(高校1年生)
肩より下の長さの綺麗な黒髪
ものすごく美人
■■高校に通っているが、現在は不登校
(頭が良い)
親が厳しかった
こんな感じです。では、本編どうぞ。
6月30日。
『ねぇ、後悔してる?』
「何を?」
Aはケーキを口に運びながら言う。
結局、1週間後、夏油はAに連絡した。
『私と出会ったこと』
夏油はやはり自分が他人の休日を奪うことを気にしているんだろうな、と思った。
それもただの他人ではなく、呪術師という、人のために働いている人の休日だ。
「してないよ」
『そっか。…やめてもいいんだよ、こんなこと』
「やめたくなったの?」
『いやそうじゃなくて…!』
夏油は焦り出すAが面白くて、つい口角が上がる。
「お気遣いありがとう。でも君の願いはすべて叶えるよ」
『…なんで?』
出会ったときと、何故か立場が逆転しているな、なんてことを考える。
「なんでって…今私と会うのをやめたら君、すぐ死にそう」
『ふふっなにそれ』
「それに___」
『それに?』
"君といると悪い気がしない"という言葉を夏油は飲み込んだ。
「私たちはもう友達だろう?」
『友達…そっか、友達か…』
嬉しそうに"友達"と唱えるA。
それでもなお、彼女の顔は曇っていた。
「私も休みたいときはちゃんと休んでいるよ。だから変に気を遣わないで、私といるときは思いっきり楽しんで欲しいんだ」
そう言いながらAの顔に手を添えた。
するとみるみる頬が紅く染まる。
『え!?あの…!なにして…』
「クリームついてるよ」
夏油はその手でクリームをとった。
『あ、あぁ…ありがとう…』
Aは焦りから、あの行動はクリーム取ってくれるためだ!落ち着け!と、自分を納得させた。
そりゃ、イケメンにそんなことされたら、誰だってそうなるだろう。
「さてと、ケーキバイキングは楽しかった?」
『案外3つで限界になったからちょっと残念』
「まぁ君、重そうなやつしか取ってないし」
『食べたいもの食べるの!』
「ははっ、そうだね。ところで、次は何したい?」
優しく微笑みながら言う夏油。
それをAはじっと見つめた。
『……タラシだ…』
「聞こえてるよ?」
貴女の彼氏or彼女は??
新田新
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結衣(プロフ) - コメントありがとうございます。とっても元気が出ました!更新頑張りますね!! (3月31日 19時) (レス) id: df2d4255b1 (このIDを非表示/違反報告)
えす - 続きおねがいします!!! (3月31日 18時) (レス) @page30 id: 93a8495db4 (このIDを非表示/違反報告)
結衣(プロフ) - 神様さん» お返事が遅れてしまいすみません。そう言っていただけて嬉しいです!頑張ります! (2月2日 16時) (レス) id: df2d4255b1 (このIDを非表示/違反報告)
神様 - 面白かったです!更新がんばってください! (1月21日 18時) (レス) @page24 id: 9fd19e5354 (このIDを非表示/違反報告)
神様 - ありがとうございます(≧▽≦)面白かったです! (1月17日 18時) (レス) @page22 id: 9fd19e5354 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:結衣 | 作成日時:2023年11月28日 19時