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「え…私？」
『うん、だって私、話したじゃん』
「いや…そうだけど…」
夏油はコントローラーを操作しながら、仕方なく話し始める。
「…もう気づいていると思うけど、ここは普通の学校じゃないし、私も普通の生徒じゃない」
『うん、そうだね』
門には、"呪術高専"と刻まれており、夏油は呪霊を操っていた。
呪いが目視でき、さらに頭も切れるAならば、気づいていてもおかしくない。
「呪いを祓う術を学ぶところなんだ」
『そうなんだ…』
夏油は他にも、任務があること、術師は少ないことなど、無関係者に話しても差し支えのない情報をAに教えた。
そして、Aが返事をしようとしたときだった。
『あ』「あ」
『桃鉄20年終わった〜！』
「嬉しそうだね」
『達成感あるじゃん！』
ちょうどゲームが終わったのだ。
もちろん勝ったのは夏油だが、Aは笑っている。
さらに、相当気に入ったのか、Aは目を輝かせながら言った。
『これ、もう1回やろうよ！次は99年で！！』
この発言を聞いた時とき、どうも白髪の男と姿が重なった。
そして、なぜかその男の煽り顔まで思い浮かぶ。
「いや、それは遠慮したいね」
『えぇ！なんで？』
「なんでって…」
夏油は一瞬、本当にこの子、■■学校に通っていたのか…？という疑問が浮かんだ。
理由は1つ。
時間がかかりすぎる。
これだけだ。
「無理だよ、君は今日、ここに泊まる気かい？」
『あ、そっか…99年ナメてた…』
割とあっさり認めた。
まぁ、ここまで言って分からないのならそれこそ本物の馬鹿である。
『じゃあ…そろそろ帰ろうかな』
夏油は驚いた。
時刻を確認するも、まだ3時半だ。
十分遊べる時間である。
「飽きたの？」
『違うよ、でも今日は帰る』
夏油はわけが分からなかった。
Aは、自分の荷物をまとめて、立ち上がる。
『次会えるとき…連絡してね、どれでもいいから』
そう言いながら、ノートを夏油に渡す。
そして出ていく前にAは言った。
『お邪魔しました、とっても楽しかったよ。休み、大切にしてね』
夏油はその一言で全て理解する。
彼女は自分が術師であると聞いたから、休日を自分に割くは疲れる、休日くらい休みたいはずだ、と思ったのだろう。
連絡の有無を自分に委ねたのも、その為だろう。
「いい子、なんだろうな…」
夏油はノートを見ながら、そう呟いた。
貴女の彼氏or彼女は？？
新田新
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結衣(プロフ) - コメントありがとうございます。とっても元気が出ました！更新頑張りますね！！ (3月31日 19時) (
レス) id: df2d4255b1 (このIDを非表示/違反報告)
えす - 続きおねがいします！！！ (3月31日 18時) (レス) @page30 id: 93a8495db4 (このIDを非表示/違反報告)
結衣(プロフ) - 神様さん» お返事が遅れてしまいすみません。そう言っていただけて嬉しいです！頑張ります！ (2月2日 16時) (レス) id: df2d4255b1 (このIDを非表示/違反報告)
神様 - 面白かったです!更新がんばってください! (1月21日 18時) (レス) @page24 id: 9fd19e5354 (このIDを非表示/違反報告)
神様 - ありがとうございます(≧▽≦)面白かったです! (1月17日 18時) (レス) @page22 id: 9fd19e5354 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結衣 | 作成日時：2023年11月28日 19時
