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6月23日。
Aは夏油に言われていた駅に来ていた。
到着し、周りを見渡すと、既に夏油がいた。
『傑くん、お待たせ』
「大丈夫だよ、行こうか」
『どこに？』
このような疑問が出るのは仕方の無いこと。
何故ならAが降りた駅は、ものすごく東京の郊外なのである。
「この先に学校があるんだ。全寮制だから、私はそこに住んでいるんだよ」
そう言われ、納得した。
『ね、なんのゲームする？』
「桃鉄とかTET○ISとかでいいんじゃないか？それともやりたいものがあるのか？」
『ももてつ…てとりす…うん、やってみたい！』
Aは元気な足取りで進んで行った。
✱
『ちょっと！傑くん！なんで私にボンビーつけるの！』
「いや、そういうゲームだからね」
夏油が想像していたよりも、Aはゲームが下手だった。
だが、彼女は先程のような悪態をつくものの、笑顔だった。
ボンビーをつけられても、嬉しそうに笑っている。
「ところで、なんでゲームしたかったんだい？」
『んー…私の家ね、ゲームとか買っちゃダメなんだ、友達とも遊びに行っちゃだめだし…』
「へぇ、なんで？」
『成績、取って欲しかったんだと思う』
そう聞かれ、ふと疑問が浮かぶ。
彼女はどこの学校に通っているのだろう。
前、彼女が着ていた制服はどこか見覚えがあった。
「君はどこの学校に通っているんだい？」
『…■■っていう学校なんだけど、知ってる？』
夏油は■■高校という名を聞いて、ハッとした。
「その学校って偏差値すごく高いところじゃなかったかな？｣
『そうだね、でもみんな…頭良くないよ』
Aの言っている意味が夏油はすぐに理解できた。
人間関係が上手くいかなかったということから、彼女は虐められていた、もしくは嫌がらせを受けていた、ということになる。
いくら勉強ができる人だどしても、実際にやっている行為は頭が悪い。
彼女の言いたいことはそんなところだ。
■■高校は、東京の学生ならば聞いたことがあるであろう難関校。
偏差値は72越えである。
恐らく、彼女は成績が良かったのだろう。
「…親、厳しかったんだね」
『うん、成績取れないと怒られるから』
家族、人間関係、学校、成績、その全てが彼女を殺そうとしてきた。
重い空気の中、Aが口を開いた。
『はい！次、私の番！傑くんの学校の話！』
貴女の彼氏or彼女は？？
新田新
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結衣(プロフ) - コメントありがとうございます。とっても元気が出ました！更新頑張りますね！！ (3月31日 19時) (
レス) id: df2d4255b1 (このIDを非表示/違反報告)
えす - 続きおねがいします！！！ (3月31日 18時) (レス) @page30 id: 93a8495db4 (このIDを非表示/違反報告)
結衣(プロフ) - 神様さん» お返事が遅れてしまいすみません。そう言っていただけて嬉しいです！頑張ります！ (2月2日 16時) (レス) id: df2d4255b1 (このIDを非表示/違反報告)
神様 - 面白かったです!更新がんばってください! (1月21日 18時) (レス) @page24 id: 9fd19e5354 (このIDを非表示/違反報告)
神様 - ありがとうございます(≧▽≦)面白かったです! (1月17日 18時) (レス) @page22 id: 9fd19e5354 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結衣 | 作成日時：2023年11月28日 19時
