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「買い物なんて、他の友達ともできるだろう」
『私、友達いないから無理ー、友達としたらどんなのかなって気になったの』
「そう…」
今日は平日。
普通の学生ならば、学校に行っている時間だ。
夏油は呪術高専生なので、オフというものがある。
ただ、彼女ははっきりと、自分は"扱えない側"であると、証言していた。
先程の彼女の言葉と照らし合わせて分かることは、きっと、訳アリな子、ということだ。
夏油はそれとなく、探りを入れた。
「私は夏油傑、15歳。宗教系の高専に通ってるんだ。君は？」
『AA、同じく15歳。普通科の学校に通ってるよ』
「平日なのに、こんなところにいていいのかい」
『そっくりそのままお返しするよ』
くすり、と笑いながら彼女は返した。
夏油は黙った。
まぁ、あまり話したがらないということは、訳アリは確定なわけだ。
「…ところで何か買いたいものはあるのかい？」
『うん！服買おうと思ってさ』
そう言ってAは楽しそうに足を速めた。
店に着くなり、夏油に声をかける。
『ねぇ、勝負しようよ、ファッションセンスの』
夏油はまた、めんどくさ、と思う。
『ただの買い物じゃ、傑くんはつまんないでしょ？だから、勝った方が質問権を獲得ってことでどう？』
ちなみに、拒否権ナシね！なんて言っているし、探れるならばいいか、と思った。
「あぁ、いいよ」
『じゃあ、私に似合う服、探してきてね。20分後にまたここ集合』
そう言うと、Aは店の奥へと入っていった。
✱
『お、もう戻ってたんだ』
「さぁ、試着室にどうぞ」
『いいね、傑くんノリ気じゃん！』
そう言いながら、試着室に押し込まれた。
『じゃあまずは私のから、どう？』
カーテンを開けて夏油に見せた。
夏油はAの携帯でその姿の写真を撮る。
淡い色のロングスカートが彼女の性格の柔らかさを表現しているようだった。
「あぁ、いいと思うよ。君にすごく似合っている。でも、私ならもっと、君の良さを引き出せるよ」
さすが、タラシ。
女性を褒めることを忘れない。
そして嫌な気分にさせない。
何があったらこのような男に成長するのか。
「これを着てきてくれ。サイズが合わなかったら違うものを持ってくるよ」
そして夏油は自分が選んだ服を渡した。
貴女の彼氏or彼女は？？
新田新
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結衣(プロフ) - コメントありがとうございます。とっても元気が出ました！更新頑張りますね！！ (3月31日 19時) (
レス) id: df2d4255b1 (このIDを非表示/違反報告)
えす - 続きおねがいします！！！ (3月31日 18時) (レス) @page30 id: 93a8495db4 (このIDを非表示/違反報告)
結衣(プロフ) - 神様さん» お返事が遅れてしまいすみません。そう言っていただけて嬉しいです！頑張ります！ (2月2日 16時) (レス) id: df2d4255b1 (このIDを非表示/違反報告)
神様 - 面白かったです!更新がんばってください! (1月21日 18時) (レス) @page24 id: 9fd19e5354 (このIDを非表示/違反報告)
神様 - ありがとうございます(≧▽≦)面白かったです! (1月17日 18時) (レス) @page22 id: 9fd19e5354 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結衣 | 作成日時：2023年11月28日 19時
