検索窓
今日:30 hit、昨日:48 hit、合計:8,661 hit

13 ページ13

その様子を見て、家入は"先生に呼ばれてたから行くねー"と言って夏油の部屋を後にした。



「…まぁ君に何も無くて良かったよ」


『う、ん…』




なんだか重い空気になり居心地が悪かった。




『傑くん…疲れてるのに…ホントにごめんね…』




その言葉に夏油は驚いた。




「なんでそう思うの?」


『えっと…なんとなく…?』




極力、人といるときに疲れを顔に出さないようにしていた夏油が、まさか見抜かれていたとは思わなかった。




『もしかして任務帰りだった…?』


「いや…まぁ…」




その言葉を聞いて、Aは立ち上がる。




『ほんっとごめん…私、帰るから、ゆっくり休んでね』


「え、あぁ、うん、どうも」




そしてすぐに出ていった。




Aが帰ったあと、夏油は預かっているノートを開く。




・タバコ吸う




と書いてあったところにAを真似て、線を引く。



あといくつあるんだ、と思いながらページをめくっていると、1つの願いごとが目に入る。




・芸能人級のイケメン、もしくはイケ女に会ってみたい!




「これを私にどう叶えろと…?」




そこまで言って夏油は思う。




あ、1人いたわ、と。


これなら自分がなにかしてあげなくても、その男と、時間を潰してくれるだろう。




4日後、夏油はAに連絡した。











『傑くんおまたせー!』


「いや、大丈夫だよ、もうすぐ悟も来る頃だよ」


『さとる?…あぁ!言ってたイケメンさんか!』


「そうそう」



そして数分待っていると、白髪にサングラスの男が登場する。



日本人離れした整いすぎている顔立ち、高すぎる身長。


その全てが女性を虜にする。




ただし___




「んだよ休日に呼び出して…」


「悪いね」


『はじめまして、私、傑くんの__』


「あ?誰コイツ?傑のセ○レ?」




___ド屑である。




ピシャリ、雷が落ちたような雰囲気になる。


そんな中、勇気を持って五条に声をかける。




『…体の関係はありませんよ?』


「ふーん、まぁどうせ顔だろ。お前もそこそこ顔いいみたいだし、俺のことも釣れると思ってんだろ」


『え、えっと…?』


「悟、言い過ぎ。彼女はそんな人じゃないよ」




そんな夏油の発言に、五条は顔を顰めた。





「なに?彼女?」


「いや彼女じゃないけど…とりあえずどこか店に入ろうか…」





衝撃を受けているA。

不機嫌顔で歩く五条。


そして、呆れる夏油。



まさにカオスだ。

14→←12


貴女の彼氏or彼女は??

新田新


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (31 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
88人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 夏油傑 , (五条悟)   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

結衣(プロフ) - コメントありがとうございます。とっても元気が出ました!更新頑張りますね!! (3月31日 19時) (レス) id: df2d4255b1 (このIDを非表示/違反報告)
えす - 続きおねがいします!!! (3月31日 18時) (レス) @page30 id: 93a8495db4 (このIDを非表示/違反報告)
結衣(プロフ) - 神様さん» お返事が遅れてしまいすみません。そう言っていただけて嬉しいです!頑張ります! (2月2日 16時) (レス) id: df2d4255b1 (このIDを非表示/違反報告)
神様 - 面白かったです!更新がんばってください! (1月21日 18時) (レス) @page24 id: 9fd19e5354 (このIDを非表示/違反報告)
神様 - ありがとうございます(≧▽≦)面白かったです! (1月17日 18時) (レス) @page22 id: 9fd19e5354 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:結衣 | 作成日時:2023年11月28日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。