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「君は……
















馬鹿なのか?」


『え"』





心外、とでも言わんばかりの表情を浮かべる少女に、夏油は呆れ顔で返した。





「でもまぁ…そうだね。また今回のようなことを起こされたら嫌だから、飛ばせてあげよう」





夏油は少女に聞こえるか、聞こえないか程度の声で、呟いた。




『なに?』


「飛びたいんだろう?なら、私が君を飛ばせてあげるよ」




そう言うと夏油は手の内から龍の姿をした呪霊を出す。


少女は夏油の顔をじっと見つめ、興味を示した。




『本当に?』


「あぁ、本当さ」
















そして先程の状況ができた訳だ。




『それにコイツ、かっこいいね』



そう言いながら、すり、と呪霊を撫でた。




「…にしても、まさか君が見える側だったなんてね」


『うん、見える側だけど、扱えない側。1番嫌な立ち位置(ポジション)





少女のその言葉を聞き、夏油はそうかもしれないな、なんて思った。




彼女のような見えるが、扱えないという者は、苦労が耐えないだろう。


何故なら、それに抵抗する術がないから。


低級なものでさえ、それを祓うことが出来なければ、彼らを苦しめるには十分な理由となりうる。




「…まぁ、気に入って貰えて良かったよ」




自分から出した話題ではあったものの、夏油はそれとなく話題を逸らした。















『ありがとう、とっても楽しい時間だったよ』


「もう、死ぬようなことをしちゃだめだよ」


『んーそれはわかんないよ』


「えぇ…」




夏油はやはり彼女が理解出来なかった。


そんな夏油に向かって彼女は言う。




『だって私は好奇心に従うのみ、だもの。私が飛びたいと思ったら飛ぶし、死後の世界が気になったら死んでみるよ』


「君は…危なっかしい人だね…」


『ふふっ、そうかもね』




先程の大人な雰囲気とは違う。

その姿はただ、楽しいを追求する子供の姿に見えた。



そして、いきなり彼女が、あ、と大きな声を漏らす。




『ねぇ、すっごくいいこと思いついた。君が、私のやりたいこと、手伝ってよ』




その言葉を聞いて、夏油は驚いた。


まさか、そんな依頼を頼まれるとは思っていなかった。

自分はただ、呪霊討伐に派遣されただけである。



だが既に、夏油の結論は決まっていた。










































「…嫌だけど?」

3→←1


貴女の彼氏or彼女は??

新田新


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設定タグ:呪術廻戦 , 夏油傑 , (五条悟)   
作品ジャンル:恋愛
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結衣(プロフ) - コメントありがとうございます。とっても元気が出ました!更新頑張りますね!! (3月31日 19時) (レス) id: df2d4255b1 (このIDを非表示/違反報告)
えす - 続きおねがいします!!! (3月31日 18時) (レス) @page30 id: 93a8495db4 (このIDを非表示/違反報告)
結衣(プロフ) - 神様さん» お返事が遅れてしまいすみません。そう言っていただけて嬉しいです!頑張ります! (2月2日 16時) (レス) id: df2d4255b1 (このIDを非表示/違反報告)
神様 - 面白かったです!更新がんばってください! (1月21日 18時) (レス) @page24 id: 9fd19e5354 (このIDを非表示/違反報告)
神様 - ありがとうございます(≧▽≦)面白かったです! (1月17日 18時) (レス) @page22 id: 9fd19e5354 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:結衣 | 作成日時:2023年11月28日 19時

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