あなたが教えてくれた【橙】2 (ページ9)

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Youside

雫「ちょっとちょっと！！A！！」

雫が焦った様子で店に来た。

「どうしたの？」

雫「ちょっとこれ見て！」

そう言って渡されたのは週刊誌だった。

『新星ジャニーズ Snow Man向井恋人とデート』

「何、、これ、、？」

雫「今日発売された週刊誌。ここに写ってるのAだよね？」

「うん、、。」

何で、、。

雫「やばいよ！今SNSでAのこと特定しようとしてる人がいるみたい。顔写真とかこの店の名前とか。」

「そんな、、、。」

冨岡「どうしたの？」

「店長、、、。すみません。」

私は全部話した。向井さんと付き合っていることも、週刊誌に撮られてしまったことも。

「私のことを特定しようとしている人がいるらしくて、、。もしかしたらこの店にも迷惑をかけてしまうかもしれないです。すみません。」

冨岡「そんなこと気にしなくていいから。それより、びっくりしたよ！付き合ってたんだね！おめでとう！！」

「え、、？」

冨岡「あんなに人と関わることを避けてたAに恋人か～。私なんて今フリーなのに、、。負けた、、。」

雫「店長フリーだったんですか？笑恋人いるのかと思ってました！笑」

冨岡「ちょっと、雫いじってるでしょ！知ってたくせに！笑」

雫「あはは！すみません笑」

「どうして、、？」

冨岡「お店に迷惑かけるかもとか、気にしなくていいから。Aがたまたま好きになった人が芸能人だったってだけで全然悪いことじゃないし！ずっと隠してたんでしょ？それって、向井くんのファンのこともちゃんと考えてたってことじゃん！だから大丈夫。Aが自分のことを攻める必要なんて一切ないから！」

雫「そうそう！もしこの店に過激なファンの人がきたらちゃんと守ってあげるから大丈夫！私こう見えて結構強いし！笑」

「店長、、雫、、。ありがとうございます。」

私、この店で働けて本当に良かったな、、。

向井さんは大丈夫かな、、、、。