あなたが教えてくれた【橙】2 (ページ22)

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Youside

「グスッ、、、グスッ、、、、」

思いっきり泣いちゃった、、、。

それも向井さんの前で、向井さんに抱きしめられながら、、、。

橙「落ち着いた？」

「うん。ご、、ごめん、、。ありがとう、、、。」

恥ずかしくて顔見れない、、、。

橙「ふふっ。顔真っ赤やで。」

「え?!」

う～恥ずかしい、、、、。

橙「なぁ、Aちゃん。」

「ん、、、？」

橙「俺、やっぱりAちゃんのこと好きやわ。大好きやねん！」

え、、、？

「で、、でも私の親、犯罪者なんだよ、、？」

橙「そんなん関係ないよ。確かに親は犯罪者やけど、Aちゃんは何も悪いことしてない心の優しい人やん？俺が好きなんはそんな優しくて可愛いAちゃんやから。」

か、、、可愛い、、って。

どんどん顔が熱をもっていくのが分かった。

橙「俺はこの先もAちゃんのそばにいたし、Aちゃんにそばにいて欲しい。」

「向井さん、、、。」

気づいたら向井さんのことを考えてて、あなたが笑うと私も笑顔になって、あなたの笑顔をずっと見ていたいと思う。

「わ、、私も、向井さんのことが好きです。、、、、大好きです！」

橙「、、、、、、え?!ほ、、ほんまに?!え、、、ほ、、え、、？ほんま?!」

「ほんまに！笑」

橙「や、、、、やったーーーーーー！」

「わっ！笑」

そう言って向井さんは私に抱きついてきた。

橙「めっちゃ嬉しい！ありがとう！」

「こちらこそありがとう。私の事、好きになってくれて。」

橙「あのさ、、Aって呼び捨てにしてもええ、、？」

「うん。私も、こ、、康二くん、、って呼んでいいかな、、？」

めっちゃ恥ずかしいけど、、、笑

橙「もちろん!!うわぁ～めっちゃ嬉しい！もう一回言って！お願いっ！」

「え、、、こ、、、康二くん。」

橙「うん！えへへ、なんか照れるな、、笑」

顔が真っ赤になるくらい恥ずかしいけど、この笑顔が見れるなら何度だって呼ぶよ

橙「A、好きやで！」

「康二くん、好きだよ。」

お互いにそう言って、二人の影が重なった。