あなたが教えてくれた【橙】2 (ページ3)

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橙side

あれからしばらく経って今日はAちゃんと二人で会う。

まだ気まずさは残ってるけど、ちゃんと話さな。

カフェでAちゃんを待ち始めてから10分後くらいにAちゃんは来た。

You「ごめん、遅れて。」

「全然大丈夫やで。俺もちょっと前に来たばっかりやから。」

それからしばらく沈黙が続いた

「、、、、、な、、なんか頼もか！せっかくカフェ来たんやし。俺は、、キャラメルマキアートにしようかな。Aちゃんは？」

You「私は、、、、カフェオレで」

「うん！分かったよ！すみませーん！！」

飲み物を頼んでから、先に口を開いたんはAちゃんやった。

You「話があるんだよね、、？何？」

「えっと、、、。俺は、、Aちゃんが何で恋愛を避けてるか分からん。でも、、、人には言いたくないことの一つや二つあるもんな。どんなことがあったんかは分からんけど、俺はその人じゃないから。」

You「え、、、？」

「多分誰かに裏切られたんよな、、、？だから、人を信じられんって言うんやろ、、？でも、俺は絶対裏切らんし、何があってもAちゃんのそばにおるよ。、、、、、ってこんなこと言っても、言葉だけやと伝わらんよね、、、笑、、、、、だから、期限付きでええからさ、彼女になってくれん？その間に俺の事、もっと知ってほしい。だから、俺にチャンスをください！」

いきなり彼女って、早すぎたかな、、、？

You「、、、、、なんで、、？」

「え？」

You「何で諦めないの？何で私の心に入ってくるの？今まで会った人は、私が距離をつくったらそのまま離れていったのに、何で離れていかないの？なんでっ、、、」

Aちゃんは今にも泣きそうな顔で俺を見た。

You「あっ、、、、ごめん。大きい声出しちゃって。」

「ええよ。初めて本音聞けたから。俺の存在が少しはAちゃんの中で大きくなってる、って思ってええよな？それだけでめっちゃ嬉しい！」

俺はAちゃんの目をじっと見つめた。

「少しずつでええからさ、お互いの事もっと知っていこうや。それでもダメやったら、しばらくは引きずると思うけど、ちゃんと諦めるからさ。」

初めて、ちゃんと目が合った気がした。

You「うん、、、、。よろしく、、、お願いします。」

「こちらこそ、よろしくな！」

いつもより目が潤んでて可愛いと思ったのは、心の中にとどめておこう、、笑