偶然から始まる恋【まふまふ】【歌い手】 (ページ4)

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三回目の偶然ページ4

「ここ、かな？」
ポツリ、と小さく呟く。

音をたよりに歩いてだどりついたのは、とある公園だった。
近づいたことで、より音が聞こえる。

ちらっと中を覗いてみると、
一人の女性が踊っているところだった。

あの音楽は、この人が踊るために流しているものだったのか、と納得した。

踊り手さん、とかなのだろうか？
と、勝手にそう想像した。

流している曲がボカロだったし。
踊り手さんやってる人の数も、最近増えているし。

そんなことを思いながらその人のダンスをみた。

すごい。
みて、率直にそう思った。

動きがダイナミックだし、感情が伝わるというか・・・
心を揺さぶられるようなダンスだった。

踊り手さんだとしたら、この人人気ありそうだな。
決して踊りの方面に明るい訳ではないけれど、
そんな風に思った。

＊＊＊

どのくらい時間がたったのだろう。
時間を忘れてしまうくらい、そのダンスに見入っていた。

もう少し見ていたい。
そう思ったけれど、流石にそろそろ帰らないといけないよな。
少し残念。

まだ荷物整理終わっていないことだし、
帰ったらまたちゃんとやらなくちゃ。

そう思い、今来た道を戻り、家に帰った。