243話 ページ28
マサイside
プロポーズが終わった後も、特に変わりなく、いつも通り俺らは毎日を過ごして。
時に笑って、時に泣いて。
＿＿＿＿そして、今日という日を迎えることができたんだ。
.
．
＿＿＿＿目覚めると、いつもすぐそこにAはいた。
今日も同じ。
気持ち良さそうに眠っていて、時々目を擦りながら寝返りを打って。
なのに、今日は特別に感じた。
理由はもちろん
＿＿＿＿今日から正式な夫婦となるから。
昨日、2人で無事に籍を入れて、ようやく夫婦になることが出来た。
つまり今日から、隣にいるAは、俺の妻にあたる。
…やべえ、嬉しい。
にやける顔を抑えながら、Aを起こした。
｢…おはよう｣
マサイ｢おはよ｣
Aは綺麗な目を少し伏せて、優しく笑って俺の手を握る。
…可愛い。愛しい。
…でも、純白のドレスを着たらもっと可愛いだろう。
実は、一週間後に結婚式を控えている。
…正直、誰にもAのドレス姿を見せたくない。
俺の嫉妬心から、結婚式はAの御両親と俺の両親と、Fischer'sのメンバーと絵里さんだけ。
またにやける俺を見て、｢なんで笑ってるの？笑｣と楽しそうなAの頬に触れた。
｢…ねえ、今日から夫婦だよ｣
マサイ｢だな笑｣
｢嬉しくない？｣
マサイ｢嬉しいよ｣
｢だよね｣
そう言いながら朝食を作るA。
今日は、俺も一緒に作る。
…なんでかって？
そりゃ、俺はAの旦那だから。
｢そう言えばね、このコーンフレークこの間モトキくんと遊んだ時くれたの｣
マサイ｢へー、また2人で猫カフェ行ったんだ｣
｢うん、楽しいんだもん笑｣
マサイ｢まあモトキだから良いけど｣
｢でしょ？笑｣
こうやって、メンバーとも仲の良いAは、本当に俺には勿体なさすぎる。
基本メンバーには嫉妬しない。
けど
｢あ、シルクくんからLINEだ｣
マサイ｢またシルクか｣
｢幼馴染みなんだから笑｣
＿＿＿＿シルクにはする。
あいつは、俺の知らないAをたくさん知ってる。
それに、AはシルクからのLINEは特別嬉しそうな顔をする。
でもまあ、これから知っていく権利は俺にある。
それに、きっと俺からのLINEの方が嬉しそうな顔をしてるはず。
…なんでかって？
そりゃ、俺はAの旦那だから。笑
＿＿＿＿ずっとこんなふうに調子に乗ってる俺は、｢完成｣とトーストを抱えたAの後ろ姿を見つめて、また笑みを零した。
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しーた - 作品も作者さんの事も本当に本当に大好きな気持ちが、どうか伝わるといいな。いつかどこかで、作者さんとお話出来る機会がありますように。この大好きな場所に、また、読みに帰ってきますね。本当に本当にありがとうございました。大大大好きです。 (2021年8月5日 20時) (
レス) id: ac5baedf72 (このIDを非表示/違反報告)
しーた - 私達の青春と共にキラキラと輝いて過ごしてくださり、本当にありがとうございました。親友とシェアし合って読んだ日も、悲しい事があった時に読んで心に寄り添って貰えた日も、一生忘れることの無いかけがえのない宝物です。ずっと、ずっとずっとずっと大好きです。 (2021年8月5日 20時) (レス) id: ac5baedf72 (このIDを非表示/違反報告)
しーた - 私もここで親友と作品を作る事がありましたが、そのきっかけも全てこの作品でした。親友に学校で今めっちゃハマってるのがあって…と話した時、親友も全く同じこの作品にハマってると意気投合した時の事を、今でもはっきりと覚えています。 (2021年8月5日 20時) (レス) id: ac5baedf72 (このIDを非表示/違反報告)
しーた - またいつかこのページを見た時に、私のコメントが目に留まりますように。作者さんの描いた彼らが生きていたように、私たちの中でも作者さんと作品たちはこの先もずっと生きています。大好きです。ほんとうに。 (2021年8月5日 20時) (レス) id: ac5baedf72 (このIDを非表示/違反報告)
しーた - 中1だった私はもう高3になって、あの頃とはまた違う視点で読む事が出来て、何度読みながら泣いたことか…笑この作品を思い出すと同時に、作者さんも元気にしているかな…と、私の頭の中は一昨日から作者さんの事でいっぱいです。笑 (2021年8月5日 19時) (レス) id: ac5baedf72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：gray22
| 作成日時：2017年2月6日 0時
