149話 ページ18
あなたside
｢…ほ、本気とは…｣
私はよく分からないフリをしてそっぽを向く。
やっぱりマサイくん酔いが冷めていないんじゃないの？二日酔い？今日はクリスマスデートなんだけど…
そう頭の中で唱えながらちらりとマサイくんを見ると、顔が真っ赤になっていて、照れてるんだと分かった。
それで、ああ、いつものマサイくんだって思う。
マサイ｢…やっぱり我慢する｣
マサイくんはそう低い声で呟いた。
｢我慢？｣
マサイ｢うん、…今日のデートの最後まで我慢する｣
トクンと打つ胸
そういうことを平気で言うって天然なの？不思議。
でも、酔ってるマサイくんも好きだけど、今のマサイくんの方が断然好きなのは確か。
私は頬を緩ませながら｢私も我慢しよう｣と言った。
＿＿＿＿今日で宿を出るので、荷物をまとめて着替えて、宿を出る準備をした。
そこから東京まで送ってもらいデートになる。
頻繁に会って入るし、もう暮らし始めたけれど、実際デートと言えるものはまだ、2回しか行っていない。
ウキウキが止まらなくて、誤魔化すように私はトランクを引いて玄関に立った。
＿＿＿＿｢じゃあ皆のところいこっか｣
そう言いながらゆっくり振り返ると、ガバッとマサイくんに抱きしめられた。
｢えっ｣
突然のこと過ぎて、抱きしめられたままカチンコチンになってると、マサイくんが私の首に顔をうずめて
マサイ｢ごめん。あいつらの所行く前に、我慢出来なかったからハグだけする｣
と言う。
言う事やる事が私の心臓を握りつぶして、もう何個あっても足りない！って感じ。
私は幸せなため息を漏らして、｢やっぱり我慢しなくていいんじゃないかな｣と漏らす。
マサイ｢…どういう意味？｣
｢２回すればいい。今とデートの最後に、２回チューすればいい。｣
言った後に大後悔するような恥ずかしい言葉。
言っている私も聞いているマサイくんも真っ赤で沈黙が流れて、
ああ、やってしまった。
そう思ったけど
マサイ｢じゃ、じゃあ遠慮なく…｣
とマサイくんが近づいてくるから、私は慌てて目を瞑る。
…マサイくんの香りが近づき始めた時
ガチャ
玄関の開く音。
＿＿＿＿モトキ｢あ｣
＿＿＿＿マサイ｢あ｣
＿＿＿＿｢へ？｣
モトキくんがドアを開けていた。
ま、まずい。見られた。
モトキ｢…失礼いたしました｣
マサイ｢待て、違う！｣
｢モトキくん違うの！｣
ニタニタしながら歩くモトキくんの背中に向かって、私とマサイくんは慌てて叫んだ。
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クレラップ - 149話のモトキの対応w (2018年9月23日 23時) (
レス) id: 246ba15d53 (このIDを非表示/違反報告)
aoringoleaf(プロフ) - モトキ最高すぎるw (2017年5月6日 3時) (レス) id: 9145b6e391 (このIDを非表示/違反報告)
gray22(プロフ) - senaさん» 遅れましたありがとうございます！やまかみさんっていうイメージでした笑 勝手に笑 これからも宜しくお願い致しますね！ (2017年1月14日 9時) (レス) id: 11b868ed81 (このIDを非表示/違反報告)
sena - 続編おめでとうございます!!! お気に入り200人突破おめでとうございます!!! これからも、gray22様のペースで頑張ってください(*´`*) “ やまうえ ”だと思ってました..(笑) (2017年1月9日 16時) (レス) id: 337685e465 (このIDを非表示/違反報告)
gray22 - ぬこまろ。@柊樹。さん» ありがとうございます！待ってますよ(^^♪ (2017年1月7日 9時) (レス) id: 11b868ed81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：gray22
| 作成日時：2016年12月14日 23時
