139話 ページ2
シルクside
トイレから出てくると、みんなから少し離れたところでカメラを向けてクスクス笑ってるAがいた。
あいつらに見入っていて、俺には気づいていない模様。
白い雪に相当するような白い肌、黒くて綺麗なつぶらな瞳。
キラキラ輝いていて、やっぱりその姿は俺の心を締め付ける。
＿＿＿＿可愛い。
消えることの無いAへの思い。
諦めたとはいえ、やっぱり消えることは無かった。
俺が脅かしてみると、うお！と言いながら振り返り、俺を見て｢あ！｣と少し驚いた顔をする。
こんな表情や、小さな仕草さえ、愛しいと思う。
｢早く行きなよ笑｣
そう言って笑う姿が、大好きでたまらない。
＿＿＿＿そう思いながらぼーっとしてると、Aの後ろで笑い声がした。
俺らと同い年くらいの男女の集団。
キャピキャピしていて、なんだか周りが見えていなそうだった。
そのうちの一人が、上に向かってなにか叫んでいる。
すると、後ろからその団体を追いかけるように滑るスノボに乗った女の人が来る。
きっと団体から遅れたんだろう。
スノボに乗りなれていないのか、不安定で見ているこっちまで不安になる。
…やばいな。
そう思った時にはもう遅かった。
＿＿＿＿シルク｢A、危ない！！！！！！｣
俺は咄嗟にAを引き寄せる。
その反動で後ろに倒れた。
それと同時に、Aの髪の毛をかすめるような近さで、スノボに乗った女性が通り過ぎた。
俺の声に反応してか、近くにいた男女の集団が｢わぁ！｣と声を上げる。
女性｢すいません大丈夫ですか！？｣
女性が慌てて駆け寄ってきた。
俺はただ、そんな声も聞こえなくて、倒れ込んだ俺のあぐらの中に、子供のように座り込むAを見つめる。
シルク｢ごめん、A。結構雑に引っ張ったけど｣
俺が聞くと、俺の腕の中で突然、ぱっとAの顔が上がる。
＿＿＿＿｢大丈夫！ありがとう｣
トクン
至近距離でぶつかる視線。
そして、Aの眩しすぎる笑顔。
俺の胸の鼓動は速くなるばかり。
可愛い。可愛すぎる。
…無事で良かった。
ドキドキしてる俺を差し置いて、Aは女性や団体に、｢こちらこそごめんなさい。ぼーっとしてました笑｣と笑顔を振りまいている。
シルク｢お前本当に大丈夫なのかよ｣
｢全然平気だよ！シルクくん助けてくれたじゃん笑｣
シルク｢…そうだけど｣
俺が言い詰まると、ふふっと上から笑い声がした。
＿＿＿＿女性｢いい彼氏さんですね！｣
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クレラップ - 149話のモトキの対応w (2018年9月23日 23時) (
レス) id: 246ba15d53 (このIDを非表示/違反報告)
aoringoleaf(プロフ) - モトキ最高すぎるw (2017年5月6日 3時) (レス) id: 9145b6e391 (このIDを非表示/違反報告)
gray22(プロフ) - senaさん» 遅れましたありがとうございます！やまかみさんっていうイメージでした笑 勝手に笑 これからも宜しくお願い致しますね！ (2017年1月14日 9時) (レス) id: 11b868ed81 (このIDを非表示/違反報告)
sena - 続編おめでとうございます!!! お気に入り200人突破おめでとうございます!!! これからも、gray22様のペースで頑張ってください(*´`*) “ やまうえ ”だと思ってました..(笑) (2017年1月9日 16時) (レス) id: 337685e465 (このIDを非表示/違反報告)
gray22 - ぬこまろ。@柊樹。さん» ありがとうございます！待ってますよ(^^♪ (2017年1月7日 9時) (レス) id: 11b868ed81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：gray22
| 作成日時：2016年12月14日 23時
