80話 ページ37
あなたside
＿＿＿＿ついに来た、絵里との待ち合わせの日。
駅前のカフェで待ってると、相変わらず時間ぴったりに絵里はやって来た。
＿＿＿＿絵里｢久しぶりぃー！｣
絵里の声がして振り向くと見えた、久しぶりな絵里の姿に、私は思わず目を見開く。
茶髪に染められた髪の毛、やんわりなピンクなメイク、決して派手すぎない服装。
もともとスタイルは凄く良くて、顔も可愛かったから、カフェの中の注目が絵里に置かれてるのが、空気でわかった。
…前に会った時はギャルっぽかったから、ちょっとびっくりしちゃった。
＿＿＿＿凄く可愛くなってる。
｢…久しぶり！｣
私は返事をし忘れてたことを思い出して、慌てて言う。
絵里｢いつぶりだろう〜笑｣
｢成人式の時じゃないかな？笑｣
絵里｢めっちゃ前だ！笑｣
絵里はふふと笑いながら、私の前に座る。
絵里｢どう？元気にしてた？｣
｢うん、してたよ｣
私が言うと、絵里は良かったぁと微笑む。
＿＿＿＿相変わらず、凄く優しそうに微笑むんだな。絵里は。
＿＿＿＿絵里と私はそれぞれコーヒーとカフェオレを頼んで、それを飲み始めた。
すぐに始まる話はもちろん恋愛の話。
絵里｢Aが恋とかびっくりしちゃったよ！｣
｢…本当に？｣
私は思わず恥ずかしくなって俯く。
絵里｢うん！モテるのに、そういうの興味なかったじゃん笑
しかも、マサイくんって静かだったよね？どっちかというと地味っていうか｣
｢…あのね、私、マサイくんのこと知らなかったの笑｣
絵里｢あ、そうなの！知らなかったの！｣
｢うん笑｣
絵里｢…シルクと仲良かったのにねぇ。マサイくんもAも｣
＿＿＿＿絵里はシルクくんの名前を言うと、少しだけ顔をしかめた。
やっぱり、まだ好きなのかな。シルクくんのこと。
絵里｢ちょっと、A笑 黙らないでよ笑｣
絵里は私の顔色を見て、クスリと笑った。
｢あ…ごめん｣
私が答えると、絵里は少しだけため息をついて、なんだか辛そうに微笑む。
＿＿＿＿絵里｢自分でもわかんないの。正直。まだ好きなのかな。｣
…絵里。
絵里の顔は少し曇ってて、私の胸は少しきつくなる。
こんな絵里の顔、見たこと無い。
｢シルクくん、彼女いないよ。連絡先教えてあげる！｣
絵里｢大丈夫。もう持ってるんだ一応｣
絵里はそう言って、私に連絡帳を見せた。
絵里｢もうこの話やめよ！笑 それより早くマサイくんにあわせて！笑｣
＿＿＿＿やっぱり、絵里変だよ。
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ゆ - だほちゃん結婚してから読むと、ちょっと胸が痛いですw無理にテンションあげとかないと泣いちゃいそ。 (2020年1月26日 22時) (
レス) id: cc16102f38 (このIDを非表示/違反報告)
出雲 晴留(プロフ) - gray22さん» すみません…最近フィッシャーズ関連見るようになったので、最初の方から見させてもらってます(^o^) 無理はしないでくださいね(￣^￣) これからもドキドキ、そして、感動させてもらいます！(*^◯^*) (2017年1月8日 21時) (レス) id: a897dc61cf (このIDを非表示/違反報告)
gray22(プロフ) - 出雲 晴留さん» 返信遅れました！泣かれたのですか！…嬉しすぎます。そんなに感動して頂けると聞けば、もっと頑張らなくてはと思います。体の心配でもありがとう！頑張ります！ (2017年1月8日 19時) (レス) id: 11b868ed81 (このIDを非表示/違反報告)
gray22(プロフ) - 名無し89569号さん» 細かい分析ありがとうございます！深く読んで頂けてるのですね…感動です。これからも宜しくお願い致します！ (2017年1月8日 19時) (レス) id: 11b868ed81 (このIDを非表示/違反報告)
gray22(プロフ) - senaさん» 返信遅れました！こちらにもコメントありがとうございます！読みやすいようで安心しました。頑張ります！ありがとう！ (2017年1月8日 19時) (レス) id: 11b868ed81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：gray22
| 作成日時：2016年8月24日 18時
