第39話 ページ41
-
今、森の方から雷が落ちた音がした気がする
おかしい、今日は晴れだったはず。確認の為空を見上げても雨雲もなければ雷雲もない
(!もしかして...)
獪岳かもしれない、そう思った瞬間私の足は雷が落ちた場所へと向かっていた
キィィィン
背負った緑穂が私の勘を肯定するように鳴る
(ああ、緑穂お前も獪岳だと思うか)
目的地はもう間近、そんな時ふと正面の方から嗅いだことのある匂いがした
これは...肉の焼けた匂いと、血の匂いだ
獪岳が危ない、そう感じて先程よりも地面を蹴る力を強くする
「報告!報告ゥ〜!!」
そう頭上から声が聞こえ、上を見ると私の鎹鴉が飛んでいた
「獪岳ガ鬼ニ遭遇ゥ!コノママ真ッ直グ進ンダ先デ戦闘中ゥ!カア〜」
流石私の鴉だ、ちゃんと指示通り動いて獪岳に張り付いていたらしい
「ご苦労」
「カア〜」
鴉は手短に報告を済ませるとバサササッと私の肩に降り、ひと鳴きするとまた飛び立っていった
57人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
戦力外(プロフ) - 甘音 舞影さん» ご指摘ありがとうございます! (2020年2月28日 14時) (レス) id: dcb72e1adc (このIDを非表示/違反報告)
甘音 舞影(プロフ) - プロローグの金臭い血の匂いは鉄ではないですか?いきなりすみません (2020年2月27日 22時) (レス) id: 299a382383 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:戦力外 | 作成日時:2019年8月13日 0時