第31話 ページ33
ある日の深夜、早めに寝たせいか変な時間帯で羌は起きてしまった
二度寝しようとしたが、どうにも眠れない。
やはりこの前のことが頭から離れないようで、思い出す度やってしまったと反省する自分がいる
何がいけなかったんだろうか、態度か?団子を食べていたからか？
色々な考えが羌の頭を埋めていく。数分経って遂に考えすぎで頭がパンク寸前だ
あまり人の気持ちに敏感ではない羌はいつもこうやって悩む癖がある
悩んでも解決したことはあまりない。そして羌には頭痛がするほど考えたあと決まってやる事があった
"巫舞"である。本来は人を殺すために使われる呼吸なのだが、羌はふとした時に使ってしまうのだ
神の如き力で舞いながら剣を振るこの巫舞は集中力が普通の呼吸法の倍以上必要とするので、頭を空にするのにはもってこいの呼吸法だったりする
頭痛がする頭を抑え、緑穂を持ち庭に出る
空を見上げれば満点の星々
その中心で光り輝く丸い月がとても綺麗だった
今日は満月のようだ
「...舞うぞ、緑穂」
ｽｩっと息を吸い、ゆっくりと吐く
緑穂を抜き、片足を上げ、トーンタンタンっと巫舞特有のリズムで集中する
いつもより深い巫舞に入れば自然と頭が空になった
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戦力外(プロフ) - 甘音 舞影さん» ご指摘ありがとうございます！ (2020年2月28日 14時) (
レス) id: dcb72e1adc (このIDを非表示/違反報告)
甘音 舞影(プロフ) - プロローグの金臭い血の匂いは鉄ではないですか？いきなりすみません (2020年2月27日 22時) (レス) id: 299a382383 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：戦力外 | 作成日時：2019年8月13日 0時
