検索窓
今日:7 hit、昨日:12 hit、合計:59,572 hit

第16話 ページ18

「...ご報告がございます、御館様」


「あの事だね。鴉から聞いているよ。鬼舞辻無惨と戦ったんだね」


「左様にございます」



やはり、鎹鴉伝手でそのことは知っているらしい



「戦ってみてどうだった?」


「はい、正直に申し上げますと


柱でも奴と1対1で戦闘になれば到底敵わないかと...」


「というと?」


「流石は鬼の頂点に立つ男、血鬼術も他の雑魚とは違い強力です。


実際、私は子供を2人ほど庇って戦っていましたが、最後には私がやられてしまいました。」




戦いの途中奴の頸を何度も狙ったが、相手に認識されていては奇襲など無意味。



1対1とあってはやはり不利になってしまっていた



「なるほど...うん、ありがとう

あと、容姿なんかは覚えているかな?」


「容姿ですか...

えっと、黒髪赤眼で瞳孔が猫のように縦長、顔や手足などは見えている限りでは色白で...

後は、20代くらいの男性で黒い南蛮のすーつなる物を着ていました。」



これ以上は詳しく覚えていないが、これだけでも有益な情報になるだろうか



「ふむ...なるほど、ありがとう。羌

怪我をしているのにすまないね。」


「いえ、これくらいのことであればいつでも」

「うん、でも無理をしないようにね」



それを言われると少し言葉に詰まってしまう



「それじゃあ私はこれで失礼するよ。

羌、あまり無理をしてはいけないよ」

「御意」



2度も言われてしまった...そんなにも私は無理をしただろうか


そんな考えが一人部屋に残された私の頭に浮かんできたのだった

第17話→←第15話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (39 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
57人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

戦力外(プロフ) - 甘音 舞影さん» ご指摘ありがとうございます! (2020年2月28日 14時) (レス) id: dcb72e1adc (このIDを非表示/違反報告)
甘音 舞影(プロフ) - プロローグの金臭い血の匂いは鉄ではないですか?いきなりすみません (2020年2月27日 22時) (レス) id: 299a382383 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:戦力外 | 作成日時:2019年8月13日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。