46話 ページ48
No side
どちらも動かないまま、数分が過ぎた
カカシは手にしていた本に目を向けると先程の続きを読み始めた。
時々フフっと気味の悪い笑い声を上げ、終始ニヤニヤしながら読んでいる様に思わず引いてしまった生徒がいたのは言うまでもないだろう
そんなどうしようも無い空気になってしまったその時、この空気を終わらせる、生徒達にとっては救世主が君臨した
ｻﾞｯｻﾞｯ
その名も
「カカシ先生、すみません
善法寺伊作をお借りしてもよろしいでしょうか」
校医の新野先生である
「?...構いませんが」
「ありがとうございます。
伊作君!行きますよ！」
「は、はい!!」((ｶﾞｻｯ
そして2人は去って行った
カカシを除いてこの場にいた者全員がこう思った
((...さらに微妙な空気になった!!))
最早矢羽根を飛ばすことすら忘れてしまう程に...
カカシが視線を本に戻そうとしたその瞬間
「だああああ!!しゃらくせぇ!!
勝負だっ!!」
この微妙な空気に耐えられずに草むらから1人飛び出てきた
「あんのバカ...((ﾎﾞｿｯ」
草むらに身を潜めていた本物の立花仙蔵が呟く
(...ここにも馬鹿が1人)
ここまで真っ直ぐなやつは久しぶりに見たなとカカシは思う
「おまっ、お前はなんでそんなに馬鹿なんだ!!留三郎!!」
「なんだ?矢羽根はもうおしまいか?ならいけいけどんどーん!!」
「...ふ、ふふふ、うはぁ、あ、あはぁははあははは、へ、へぁへへへへへへ!!」
先程まで静かだったこの空間が一転、一気に声で満ちていく
いつの間にか術を抜け出している生徒もいた事に関心しつつ、読んでいた本を閉じポーチに仕舞う
その動作に全員攻撃態勢に入り、こちらの様子を伺っている
(その正直さに免じて少し本気で行きますか)
フッとマスクの下で薄く笑い、左目にかかっている額当てを上げる
その赤い目を開き生徒達を見れば、皆驚きはしたが怯えはしないようだった
「...よし、お前ら全員
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みこち(プロフ) - 雑渡さんは既に聞いていますが、乱太郎達や六年生達が聞いたらと、気になりましたもので、勝手にご意見並べて失礼しました。 (2019年5月21日 17時) (
レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 乱太郎達が戦いで奮い立つような展開がありましたら、楽しみにしています！ (2019年5月21日 17時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 後、出来ましたら、カカシ先生に、六年生達や乱太郎達にあの台詞「忍の世界では、ルールや掟を破る奴はクズ呼ばわりされる。だが、仲間を大切にしない奴はそれ以上のクズだ』と。カカシ先生から伝えて欲しいです。それから (2019年5月21日 17時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 極悪人でも、その人物なりの信念や、自分の中に眠る根付いている、簡単には消えない絆等。そんな心の交流や想いを六年生達や乱太郎達と繋がって欲しいと願います！ (2019年5月20日 18時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 度々勝手な妄想を済みません。私なりの解釈ですが、私は、ナルトの最大の魅力は、己の信念を貫き通す志と、逆境を乗り越える強さと、心の強さこそがこの作品の全てだと思います。イタチの覚悟や、サソリでさえ、チヨバア様の最後の攻撃を躱しきれなかったように。例え (2019年5月20日 18時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：戦力外 | 作成日時：2018年8月13日 17時
