【忍たま乱太郎×NARUTO】日向一族の風来坊【男主】

37話 ページ39

A side


「うーむ、暁とやらの話も気になるがまずは利吉の話の続きを聞くかの」

「はい、姿を現した2人は...」


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利吉 side


これは...2人を守りながら逃げ切れるか...?


いや恐らく無理だ。相手は格段上だろう


父上でも逃げ切れるかどうか…


「っ!!利吉さんっ!!加戦します!」

「ああ...君は無事か

久々知君すまないが、止血は自分で出来るか?」

「っ、ええ...ですが流石に血が流れすぎました...」((ﾊﾞﾀﾘ



...流石にこの出血の量じゃ不味いな


「兵助!!」


竹谷君が止血に回ったが状況は先程から全く変わらない


寧ろ悪くなってきている


久々知君の出血量で長期戦は無理だ、早く退かなければ


しかしどうする


「おやぁ...削りそびれましたか」

「...」

「イタチさん、アナタも仕留め損ねましたね」

「次で殺る」



奴さん殺る気は満々だ。ここから大人しく引き下がらせては貰えないだろう


「竹谷君、君久々知君を連れて逃げなさい

敵は私が食い止めよう」

「ですが!!」

「いいから!!早く!!」

「っ!....わかりました」


竹谷君は久々知君を背負い忍術学園へかけて行った


これで後ろを気にせず戦える。しかし、勝機は薄い。私も早くここから去らねば命はないだろう


「おやおや、逃げられてしまいました

追いかけますか」

「俺が行こう。お前はあいつを相手しろ」

「...残念ですね。まあ子供を甚振る趣味は持ち合わせていないので貴方にお譲り致しましょう」



そう大男が言うと、もう1人は2人を追って行ってしまった


不味い...1人背負った状態では追いつかれる。しかし、ここで奴を止めなければならないのは事実だ


「では私の相手は貴方ですか

私の名前は鬼鮫、以後お見知り置きを」

「....」

「おや、黙りですか。まあいいでしょう

では殺るとしますか」


そういうと手に持った獲物を持ち直し、襲い掛かってきた


一気に迫り獲物を振りかざし思いっきり下げるがぎりぎりで避け距離を取る


は、速い...しかもなんて力だ、地面がえぐれている


流石に避けているばかりでは逃げきれないだろう。しかし攻撃をしたところで苦無では刃渡りが短すぎるため受け止めたりするのには限界がある


これが絶体絶命と言うやつか

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