36話 ページ38
A side
学園長先生はその言葉に違和感を持ったのか何度も反芻しては考え込んでいる
見たことも無い術...それはあちらの世界の術のことだろうか、それともまた違う世界、文化の違う所からきた術なのか
俺にはわからない、しかし利吉君の話は続く
「攻撃をもろに食らってしまった久々知くんは地面に倒れました。私も出遅れて攻撃を仕掛けたのですが、それは失敗に終わりました。
攻撃をするより先に私も攻撃されたからです
ぎりぎりでしたが既のところで敵の苦無を躱し、距離を取ったのですがそこでバランスを崩し下に降りてしまいました。
受身を取り大事には至りませんでしたが、次の攻撃が迫っていたので距離を取りつつ2人のところまで退りました
そこで今まで日陰であまりよく見えなかった敵の顔が見えてきたのですが...」
そこまで言うと急に言葉に詰まる利吉さんだったが気を取り直し話続けた
「...とても異様な着物を着ておりました」
「どのような?」
「はい...黒くて身体をすっぽり覆えるほどの布を着ており、布には赤い...雲のような刺繍がされておりました
あと、どちらも男で1人は背が高く大きい獲物を所持していて、もう1人は大男と比べるとそこそこの身長で黒髪黒目でした」
そこまで聞いたら何もかもが俺の中で繋がった。
黒い服に雲ような赤い刺繍、大男と黒髪黒目の男の2人組
考えられるのはあいつらしかいない
しかし何故ここに、いや俺達も来た理由はわからないが
「すみません、その2人組の大男の獲物
ギザギザとした刃に柄がついていませんでしたか?」
「!!...ええ、そんな感じでした」
「A先生、なにか知っておいでかな?」
知ってるも何もあちらの世界の名高い悪組織
知ってないわけがない
しかも多分その獲物忍刀七人衆の中の1人鬼鮫が所持している鮫肌だ
持っているのは恐らく鬼鮫張本人だろう
しかしこれは言っていいものか本来こちらの世界にとって我々は異物のような存在だ
いや待て…これもう手遅れか、チャクラのこととかを話してる時点でもう諦めるしかないな
よし、話そう
「ええ、知ってるも何もあちらの世界で知らない忍はほとんどいないぐらい名高い奴らです。
ビンゴブック...こちらで言う手配書に載っている奴らの集団に所属している者でしょう」
「集団、という事は名でもあるのかの?」
「ええ、名を『暁』と」
「「「!!」」」
これは...厄介な事になった
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みこち(プロフ) - 雑渡さんは既に聞いていますが、乱太郎達や六年生達が聞いたらと、気になりましたもので、勝手にご意見並べて失礼しました。 (2019年5月21日 17時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 乱太郎達が戦いで奮い立つような展開がありましたら、楽しみにしています! (2019年5月21日 17時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 後、出来ましたら、カカシ先生に、六年生達や乱太郎達にあの台詞「忍の世界では、ルールや掟を破る奴はクズ呼ばわりされる。だが、仲間を大切にしない奴はそれ以上のクズだ』と。カカシ先生から伝えて欲しいです。それから (2019年5月21日 17時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 極悪人でも、その人物なりの信念や、自分の中に眠る根付いている、簡単には消えない絆等。そんな心の交流や想いを六年生達や乱太郎達と繋がって欲しいと願います! (2019年5月20日 18時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 度々勝手な妄想を済みません。私なりの解釈ですが、私は、ナルトの最大の魅力は、己の信念を貫き通す志と、逆境を乗り越える強さと、心の強さこそがこの作品の全てだと思います。イタチの覚悟や、サソリでさえ、チヨバア様の最後の攻撃を躱しきれなかったように。例え (2019年5月20日 18時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:戦力外 | 作成日時:2018年8月13日 17時