34話 ページ36
Aside
「A先生、貴方も聞いていきなさい」
「...はい」
医務室の中に目をやると先輩の隣に増えた2つの布団。1人は軽傷、もう1人は重症だった生徒
巻かれている包帯は痛々しく、枕元に置かれている武器には血が付着していた
傷も所々あり激しい戦闘だったことを物語っている
「新野先生!!生徒の容態は?!」
「これこれ、木下先生焦るでない」
「学園長先生、木下先生...お入りください」
結構早かったなと思いつつ、新野先生の生徒の今の状況の説明に耳を傾ける
「竹谷君は太股の傷以外目立った損傷はなく、意識も正常なので何が起こったのか聞くために起きてもらっています。
一方、久々知君は重症でした。治療はA先生の方から詳しくお願いします。」
「はい、久々知君は左脇腹の傷が酷く、出血も多かったので応急処置として医療忍術を使い止血をし傷を塞ぎました。
それ以外は切り傷、擦り傷でしたがこれも塞ぎました。脳は異常ありませんが、まだ意識は戻っていません」
ここまで言うと木下先生口を開いた
「医療忍術とやらはわからないが生徒は生きている。新野先生、A先生ありがとうございます」
そう言って頭を下げる木下先生に俺は驚いた
木下先生の言い分からしてこの世界には医療忍術という概念は存在しないのだろう
急に来て教師になって怪しさ満載の俺が医療忍術という自分たちの知らない技術を使っていたら怒るだろう普通
頭を下げられる理由がいまいちわからず反応に困ってしまった
「いえいえ、頭をお上げください木下先生
私達は当然のことをしたまでです、ね?」
「!はい、新野先生の言う通り自分ができる事をやったまでです」
「...本当にありがとうございました」
「ウォッフォンッ!!...いい雰囲気になったところで悪いんじゃが本題に入るぞ?」
「!は、はい」
「先程勘右衛門から報告があった。任務に出ていたのは竹谷八左ヱ門と久々知兵助の2名...
両名負傷、1名重症と聞いたが何があったのじゃ?
確かお前達の任務はアカツキ城の偵察だったはず。アカツキ城は忍や軍なども突飛して強いというわけではなかったはずじゃ」
竹谷八左ヱ門が何かを言おうとしたその瞬間、医務室の扉が空いた
?「それは私からご説明致します」
立っていたのは見知らぬ青年
曲者かと思い、咄嗟にクナイを構えるがそれは杞憂に終わる
「「「利吉/さん!!」」」
なんだか今日は凄い一日だな
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みこち(プロフ) - 雑渡さんは既に聞いていますが、乱太郎達や六年生達が聞いたらと、気になりましたもので、勝手にご意見並べて失礼しました。 (2019年5月21日 17時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 乱太郎達が戦いで奮い立つような展開がありましたら、楽しみにしています! (2019年5月21日 17時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 後、出来ましたら、カカシ先生に、六年生達や乱太郎達にあの台詞「忍の世界では、ルールや掟を破る奴はクズ呼ばわりされる。だが、仲間を大切にしない奴はそれ以上のクズだ』と。カカシ先生から伝えて欲しいです。それから (2019年5月21日 17時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 極悪人でも、その人物なりの信念や、自分の中に眠る根付いている、簡単には消えない絆等。そんな心の交流や想いを六年生達や乱太郎達と繋がって欲しいと願います! (2019年5月20日 18時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 度々勝手な妄想を済みません。私なりの解釈ですが、私は、ナルトの最大の魅力は、己の信念を貫き通す志と、逆境を乗り越える強さと、心の強さこそがこの作品の全てだと思います。イタチの覚悟や、サソリでさえ、チヨバア様の最後の攻撃を躱しきれなかったように。例え (2019年5月20日 18時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:戦力外 | 作成日時:2018年8月13日 17時