【忍たま乱太郎×NARUTO】日向一族の風来坊【男主】

32話 ページ34

Aside



怪我人と認識するやいなや新野先生と俺はすぐさま駆け寄り診察に入る



支えている方は外傷は特になく出血もあまりしていなかった



が、酷いのは支えられている方だ



肩を支えられているが立ってはいるので脚の腱は無事だろう



「新野先生はそちらの子をお願い致します。僕は重症の子を」

「...わかりました」



では、といいこの久々知兵助と呼ばれていた少年の身体に手を当て身体の異常がないか調べる



外傷は主に切り傷、特に脇腹の傷が酷いな、これは刀で切られたものか...


出血も酷い、取り敢えず止血だけしておこう



そう判断しこの子の脇腹に手を当て迅速かつ丁寧にチャクラを流し込み止血し傷口を再生させていく



「うっ!」

「痛いだろうが我慢してくれ」



そう言いやっとの事で止血は完了しついでに肉の再生もしたが激しく動けばまた傷は開く。しばらくの間安静だな



額に手を当て内蔵や脳に以上がないか調べるが大丈夫なようだった



後は目立つ切り傷を治していく。怪我をしていたところに包帯を巻き治療は完了



「...ふー、終わりました」

「っ!兵助は助かったんですか？!」

「はい。しかし傷は塞ぎましたが数日は絶対安静です。激しく動き回ることがあれば傷はまた開きます」

「そうですか...よかった...」


仲間思いのこのいい子は誰だろうと思いつつやはり先程とおなじ紺色の忍装束からして5年生だろう


「私は今日からこの忍術学園で教師をやる日向Aです。あ、担当は下級生の実技ですよろしくお願いします」

「あ、ご丁寧にどうも。俺は5年い組尾浜勘右衛門です。同室の兵助を助けていただきありがとうございます」



(...うどん?髪質すっげぇ...)


「...なんか失礼なこと考えませんでした？」

「いや、考えてない」



なんて勘の鋭い子だろう...

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