25話 ページ27
A side
「A先生だ!!」
「「ああ〜」」
「ああ〜じゃないわ!!バカタレ!!」
はぁ、と溜息とつき頭を抱える先生方に俺は苦笑するしかなかった
「ああ、そうだった。A先生、私が一年は組の実技担当の山田伝蔵です」
ふと我に返った山田伝蔵先生が自己紹介とともに手を差し出してきたのでその手を握り返し自己紹介をした
「日向Aです。よろしくお願いします」
「では、本日の授業は「A先生はなんの食べ物が好きですか!!」こら!!授業中だと言ってるだろう!!」
山田先生の言葉に耳をかさず子供たちは口々に質問をしてきた
「A先生は弓が得意なのに何故刀を差しているんですか!!」
「南蛮から来たんですか?」
「刀を右に差してる!!左利きなんですか?!」
「銭はお好きですかぁ〜?」
「ナメクジさんは好きですか〜?」
後半の質問はなんか違う気がしたが、いっせいに質問してくるのでこのままじゃ全て聞き取るのは不可能だ
「う〜ん、流石に聞き取れないなぁ...」
そう呟くと子供たちの中から1つの声がした
「みんな!」
「「庄左ヱ門!」」
「A先生が困っているじゃないか!話すなら1人ずつにしよう!」
あ、止めはしないんだと思いつつ「今は授業中だから、質問は後でね」と提案すると渋々だが引き下がってくれた
「オッホン!!それでは気を取り直して授業を始める
本日は手裏剣打ちをする!!」
山田先生の指示により手裏剣を構え、合図で手裏剣を打った子供たちだが
その子供たちの投げた手裏剣は的から大きく軌道をかえてこちらに向かってきた
向かってきた?!このままではまずいと思い咄嗟に山田先生の前に出る
そして飛んできた手裏剣を1枚1枚キャッチして重ねる
「こらこら、どうしたらそんなに軌道変えて投げれるのさ」
そう言って子供たちを見ると皆口を開けぼーっとこちらを見ていた
そんなに口開けてると顎外れるぞ
「...っ!今のどうやったんですか?!」
「今の?ただキャッチしただけだけど?」
そう言うとさらに口を開け驚きの声をあげる子供たちに山田先生の声も混じっていた
「A先生今手裏剣をキャッチしたのか?!」
「ええ、そうですが…」
「A先生すごーい!!」
山田先生からの質問に答えると子供たちから歓声が上がった
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みこち(プロフ) - 雑渡さんは既に聞いていますが、乱太郎達や六年生達が聞いたらと、気になりましたもので、勝手にご意見並べて失礼しました。 (2019年5月21日 17時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 乱太郎達が戦いで奮い立つような展開がありましたら、楽しみにしています! (2019年5月21日 17時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 後、出来ましたら、カカシ先生に、六年生達や乱太郎達にあの台詞「忍の世界では、ルールや掟を破る奴はクズ呼ばわりされる。だが、仲間を大切にしない奴はそれ以上のクズだ』と。カカシ先生から伝えて欲しいです。それから (2019年5月21日 17時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 極悪人でも、その人物なりの信念や、自分の中に眠る根付いている、簡単には消えない絆等。そんな心の交流や想いを六年生達や乱太郎達と繋がって欲しいと願います! (2019年5月20日 18時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 度々勝手な妄想を済みません。私なりの解釈ですが、私は、ナルトの最大の魅力は、己の信念を貫き通す志と、逆境を乗り越える強さと、心の強さこそがこの作品の全てだと思います。イタチの覚悟や、サソリでさえ、チヨバア様の最後の攻撃を躱しきれなかったように。例え (2019年5月20日 18時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:戦力外 | 作成日時:2018年8月13日 17時