21話 ページ23
No side
ここは学園長の庵、呼び出されたのは本日から働く新米教師3人。
先程まで学園長の思いつきで戦闘を繰り広げていた3人だが1人は未だ顔色が悪いまま医務室から引きずり出てきていた
A達の正面には学園長の大川平次渦正が座っている
静寂の中、先に口を開いたのは学園長の方だった
「先程は素晴らしかった。お主たちを忍術学園に迎えて本当によかった!
が、ここからが本題じゃ」
先程までのおちゃらけた雰囲気はどこへ行ったのやら、ふわふわとしたあの空気はもうない
あるのはこの部屋中にから溢れ出る殺気。当然犯人の姿はなく、天井や床下、外に潜んでいる
最早、隠れる必要性がないくらいに殺気で気配がダダ漏れである
だがここで怯む3人ではない。元とはいえ木の葉を影で支え守っている暗部の出身である
これぐらいの殺気で怯えるようでは中忍にすらなれない
一切表情を変えない3人に只者ではないと勘づいていた学園長が言葉を紡ぐ
「...お主たち、この世界の者ではないな?」
その世界という馬鹿でかいスケールを口にしたということは確信をもって言っているとA達は判断した
「どこからきた?」
「....私がお答えしましょう」
学園長から問われ口を開くは、写輪眼のカカシもとい、はたけカカシだった
「学園長殿のおっしゃる通り違う世界から来たものです。確信を持ったのは先程の戦闘からですが。」
「と言うと?」
学園長が片目を少し開け聞く
「私達の世界は忍が中心となって動く世界です。勿論大名なんかは当然いますが、忍の一族が各地で併合し街を作り1つの里して世間に知れ渡っています。
しかしここは違う。学園に入る前、私の分身にこの辺一帯聞き込みをしてみましたが、『忍者』ではなく『幕府』が世界の中心となっていることがわかりました。
私達の里『木の葉の里』という里はないと....ここまでわかれば違う世界に来たということぐらいは察しがつきます」
淡々と説明するカカシに対し学園長はやはりかと言葉を零した
「では、先程の地面から木が出てきたり、Aのその目もそちらの世界では普通であると?」
「二人とも少し特殊ですが、そうですね....まず、私達の世界の常識というものを知ってもらいましょう」
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みこち(プロフ) - 雑渡さんは既に聞いていますが、乱太郎達や六年生達が聞いたらと、気になりましたもので、勝手にご意見並べて失礼しました。 (2019年5月21日 17時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 乱太郎達が戦いで奮い立つような展開がありましたら、楽しみにしています! (2019年5月21日 17時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 後、出来ましたら、カカシ先生に、六年生達や乱太郎達にあの台詞「忍の世界では、ルールや掟を破る奴はクズ呼ばわりされる。だが、仲間を大切にしない奴はそれ以上のクズだ』と。カカシ先生から伝えて欲しいです。それから (2019年5月21日 17時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 極悪人でも、その人物なりの信念や、自分の中に眠る根付いている、簡単には消えない絆等。そんな心の交流や想いを六年生達や乱太郎達と繋がって欲しいと願います! (2019年5月20日 18時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 度々勝手な妄想を済みません。私なりの解釈ですが、私は、ナルトの最大の魅力は、己の信念を貫き通す志と、逆境を乗り越える強さと、心の強さこそがこの作品の全てだと思います。イタチの覚悟や、サソリでさえ、チヨバア様の最後の攻撃を躱しきれなかったように。例え (2019年5月20日 18時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:戦力外 | 作成日時:2018年8月13日 17時