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第9話 ページ11
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首都ウィスタルにて___
首都ウィスタルの中心部にある王城、通称ウィスタル城
王城とあってか範囲も広く、何より装飾があちこちに施されていて煌びやかだった
それにしても流石王城...で、でかい
あまりの大きさに思わず声が出そうだったが口を抑え動悸を沈める
それにしても何か騒がしいような気がする。いや、王城とはいつもこうなのだろうか
「ミツヒデ、アル、上を見ていろ」
「はっ？」
「はっ」
最早反射で返事を返し、素直に上を見ると人が飛んでいた
飛んでいた。
あまりの出来事に思わずポカーンとしているとイザナ様が口を開いた
「...降りてきなさい」
そう言われて降りてきた銀髪の少年
「...おかえりなさい、兄上」
兄上?!では、この方がもしや...
「俺の弟だ」
やはり、それにしても驚かされることばかりで少々疲れたな
「ゼン、東のセレグ騎士団から来たミツヒデ・ルーエンだ
今日からお前の側に置く」
「...ミツヒデ？」
え、私はもう帰っていいのだろうか
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作者名：戦力外 | 作成日時：2019年12月8日 20時
