【鬼滅の刃】鬼なんか、大嫌いだ。 (ページ15)

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杏寿郎！ページ15

『しのぶさん、凄い人なんだなぁ...』

私は天元さんに担がれたまま呟いた。

もう何がなんだか分かんなくなって、

とりあえずしのぶさんに言われた通りに

お館様のところに行くことにした。(正しくは、天元さんに運んでもらうことにした)

杏寿郎と小芭内さんとはさっき別れたんだ。

あ、何でしのぶさんとか天元さんとかに

「さん」がついてるのに

杏寿郎だけついてないかって？

いや、私、ちゃーんと

「杏寿郎さん」って言ったよ？

でも杏寿郎が

煉獄「俺は(下の)名前で呼ばれる時、
　さん付けで呼ばれたことが無くてな！
　灯少女がよければ、呼び捨てで
　構わん！」

っていうから、私も

『じゃあ、杏寿郎って呼ぶねー！』

ってなったの！

だから怒んないで!!!ね!?

宇髄「おい！着いたぞ！」

『へぁ!?』

考え事してたから、変な声が出てしまった。

何この返事!?

どっからでたのこの声！恥ずかしい！

おい！天元！ニヤニヤすんな!!!

一発、天元の腹にお見舞いしときました☆

宇髄「お館様に会うからな！
　ちゃんとしろよ！敬語使えよ！
　 ...分かったか？」

うわっ...これだからイケメンは。

最初は厳しいくせに、最後に「分かったか？」

って聞くあたりがイケメンだよ！

ごちそうさまですよ！

くそやろう！イケメン滅びろ！

『ん、分かった』