ナカノヒトゲノム もう1人実況者がいたら...

BEAUTIFUL DREAMER 2 ページ31

ヒミ「小麦粉は数回ふるいにかけます。
ダマがなくなってふっくらキレイに焼けますよ」

そうこうして私たちの調理実習が始まった訳ですが、

開始早々砂糖を間違えて入れてしまうムラサキがヒミコちゃんに注意され、慌てたことによって起こした砂糖の粉煙に影響されくしゃみをする入出さん。

そして相変わらず寝ている逢河さん。

そしてそしてその白い噴煙でよく前が見えないまま動き回り、材料やボウルを床に落としまくった私

以上の入出さん、逢河さん、私 の3名は、カリンちゃんの「あんたたち.......邪魔！」の一声で見事家庭科室から追い出されました。

男子2人の中に1人女子混ざってるのちょっと悲しいですね

A「...どうします？」
アカ「うーん.....あ、そうだ。源氏先生の様子でも見に行きましょうか」
A「あー、そうしますか！」

逢河さんも頷いてることですし！

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源氏ヒカルは、第2理科室でため息をつき、先程学院生から貰った菓子の山を踏みつけた、

源氏「学園のアイドルも楽じゃないな
乳臭いガキどもが、もっと気の利いたものよこせや...
例えばそう.....ドンペリ...

ドーン...ペリーニョ...！」

そう言って源氏は菓子の山をゴミ箱の中へと投げ捨てた後、狂ったように笑い始めた。

そしてその姿を窓から眺める人影が3つ。

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アカ「.............」

マキ「............」

A「...........」


えっと.....これはもしかして私たち大変なものを見てしまったのではないでしょうか.....

というかこのままだとムラサキが...！

知らせに行こうとしたその時、ガラリと第2理科室の扉が開き、少し遠慮がちにムラサキが入ってきました

驚いた源氏先生は思いっきりむせます。

ムラサキに「大丈夫ですかぁ...？」と聞かれて、「いや、すまない」と答えた後、源氏先生は顔を営業モードに戻し、ムラサキに「何か用かな？」聞きました。

ムラ「あのぅ...わたすも...先生にこれ渡したくってぇ...」

頬を赤らめながらムラサキが手渡したのは、パンダの顔をした、かわいいカップケーキ

源氏先生は「ああ、なんだそうか…」と言って受け取った後、先ほどと同様、少し胡散臭いとも言える笑顔でムラサキに「嬉しいよ。ありがとう」と言いました。

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