ナカノヒトゲノム もう1人実況者がいたら...

ANIMAL EYES 3 ページ4

?「大丈夫ですよ。こいつ散歩してただけなんで。」
A「アホ毛さんの言う通りです！」

カリ「......え?」

?「いや目がね、逃げているとき全く俺たちのこと見てなかったんですよ。
こいつの散歩コースと俺たちの逃げる方向がたまたま重なっただけ。」
A「つまり、私たちを襲う気は元から全く無かったっていうことです！」

?「な、パン太郎。」
A「あ、アホ毛さん、そのネーミングいいですね。パン太郎！」

そう言って私たちはパン太郎の鼻を撫でます


すると、パン太郎が口を開けました。
食べようなどという殺気は感じられ無かったのでそのままで良かったのですが、どこか嫌な予感がしたので私は咄嗟にしゃがみました
するとその予感は的中。


ぶひゃん


パン太郎の盛大なくしゃみ...
カイ「汚ねェな...」

パン太郎の鼻水が思いっきりかかったアホ毛さんは嫌がる様子も無く、「君も花粉症ですか」などとパン太郎に言っています。



カイ「やるじゃねェか。あんな状況でよく見てやがったな」

?「君が何度も『目』『目』言ってくれたので。そのおかげで。」
A「戦ったり血を流したりする前に出来ることは意外と沢山ありますから。」
カイ「........へェ... で、そっちはそろそろ立てそうかい」

カリ「もう少し.....」
カリンちゃんショック過ぎて腰抜けちゃったんですかね。1人でブツブツ言ってます。
と、その背後にカタツムリさんが一匹。

カリ「ぎゃあああ！！」

A「わぁ、カリンちゃん大丈夫ですか！?」

カリ「た、助け.....」

A「ごめんなさい正直言うとカタツムリ嫌いです。」

カリ「そんな.....。 や、こっち来ないで...！たたっ切って刺身にするわよ！！」

その言葉でカタツムリはピタッと止まる。刺身にされるのがそれほど嫌なんですかね...(笑)
私、カタツムリの刺身は一生食べたくないですけどね。ニュルニュルしてそう。

カリ「そ、そうよ.....分かればいいのよ」
カリンちゃん最早顔面蒼白ですけど...
カリ「カタツムリだし...よく見たらかわい...」
と言ってる間にもカリンちゃんの足にカタツムリの液体(?)がでろでろと...

カリン「...やっぱ無理！！！」
カリンちゃんはカタツムリの頭を刀で「ゴッ」と殴りました
カタツムリがハーハー言いながら倒れます。

カイ「...剣道でもやってんのかい?」
?「惜しいです。スプラッタ部書記」
A「お見事です！」
私達の中で覚束無い拍手がおきます
カリ「うるさい！！助けなさいよ！」

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