ナカノヒトゲノム もう1人実況者がいたら...

ANIMAL EYES 1 ページ2

A「おおー！！隠しステージですか！あれ、私クリア寸前なんですけど失踪しなきゃいけないパターンですかね！.....いや冗談ですよ！?
キリもいいのでここら辺で終わりにしましょうか！では、第83回ナカノヒトゲノム実況ご閲覧、ありがとうございました！！」
マウスで停止ボタンを押し、私は「ふぅーーー！！」と伸びをします

A「にしても83回ですか...長かったですねー！あ、次の実況に向けてさっきの文面もう1回確認しておきますか！」
さっきの文面をもう1度じっくりと見てみますが......気になるのはこの1文.....
A「『これよりお迎えにあがります』...か。.......」
私は急激に襲ってきた睡魔に抗う術もなく、そのまま机に突っ伏して寝てしまいました









チュン.......チュン...



A「ん.......。もう朝ですか.........。って、ここはどこです！?」
目が覚めた私が居たのはthe大自然の森の中。
あれ。私いつの間に制服に着替えたんでしょう...制服のまま寝た覚えはありませんし...。
何か気配を感じて私が顔を上げると
A「！？」
にゅるにゅる言って立ち(?)ふさがっている特大サイズのカタツムリ3体ほどいました。
完全に腰が抜けて動けなくなっている私にカタツムリ達が近付いて飲み込もうとでもする動作をする直前、


横から男の人が飛び出してきてカタツムリ達の目に何かを刺した...え？


A「.....」
驚きすぎて思考が停止しかけている私にその人は「嬢ちゃん」と声を掛けました

?「何ボサッとしてやがんでェ。さっさと目ェ潰しな。」
A「...目...を潰す.......?」

衝撃的な一言を言われ、私の思考は遂にフリーズ

?「つっても道具がねェよなァ...番傘は俺が必要だし。よし、着いてきな。」
A「ど、...どこに行くんですか...?」

立とうとするも腰が抜けていてなかなか立てない私に気づいたのか、その人は手を差し出します。

?「さっき二人組に会ったんでェ。そいつらんとこ。」
「そっちの方が嬢ちゃんも安全だろ?」と言いながらその人は私を立たせてくれました。以外と紳士なのかもしれないですね


やっている事は野蛮だけれど。



?「俺ァ鬼ヶ崎カイコク。よろしくな。」

A「私、淡井Aです。こちらこそよろしくお願いします！」

カイ「おう、よろしくな。Aちゃん」
A「はい！」


丁度その時でした。近くで「なにしてんだこらあああ」という声と「ドッ」という音と共に軽い地震のようなものが起こったのは。

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