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5-一人じゃない ページ5





寮に着いて、3日目。


関西弁とも少し違う京都弁に慣れてきた頃だ。


明日は、入学式。
















______あの人たちは、来ない











「お早う、Aちゃん制服似合ってるわぁ〜」



入学式当日の朝、朝ご飯を食べに食堂へ向かう途中、寮母さんに制服を褒められる。


『おはようございます…えっと、おおきに!』


喋り慣れない関西弁を使ってみる。


「ふふっ…かわええなぁ。学校がんばりぃ!」


背中をトントン、と優しく叩かれ、泣きそうになる。



大丈夫、私は一人じゃない。



「ほなまたな!」


寮母の翠さんは、おたまを振りながら忙しいそうにかけいていった。



『はーい!』




私は一人じゃない。


翠さんのお陰で、そう思えた。

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設定タグ:ブルーロック , 氷織羊 , 烏旅人   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:とこ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yuitoko2/  
作成日時:2023年3月16日 21時

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