泥棒猫に負けた俺【男主】 (ページ46)

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早起きページ46

いつもより少し早めにセットされた目覚まし。

その理由は簡単。

一年生との合同任務があるからだ。

まだ寝ていたいと主張する体に鞭をうち、なんとか身支度をすませる。

そしてまだぼんやりとしている頭のまま車へと乗り込んだ。

車の運転席には補助監督。

助手席に俺。

その後ろに一年ども。

虎杖は朝からかなり元気だ。
正直言ってうるさいぐらいに。

でも交流会で命を狙われていたコイツがこうやってピンピンしているのがとても嬉しい。

今日の任務でも俺が守るからな。
お前は五条先生の大切な人だから。

もちろん恵ちゃんと釘崎も。

みんなまとめて俺が守ったるわ。

「A先輩！海！！」

わおビッグボイスだね。

『そーだねー。海だねー。』

適当に返事を返して海を見る。

朝だからか砂浜には誰もおらず、ただただ綺麗な景色が広がっていた。

…早起きも案外悪くないな。

「今から祓いに行く呪霊ってどんなやつなの？」

あ、そう言えば任務だった。
訂正。任務の早起きはクソだな。