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目覚めそして二度寝 ページ43

『っ!…』

目が覚めると懲罰部屋ではなく木々のざわめきが聞こえる森の中だった。

「A!」

あれ、夏油先生?

今って呪霊狩りの途中じゃ…?
あ、俺がターゲットを倒したから終わったのか。

だとしても

『夏油先生はどうしてここに?』

「まずは自分の怪我を見てから発言した方がいいんじゃないかな?」

怪我、

『った!』

意識したら突然痛くなってきた。
アドレナリン切れた?

「はぁ。とりあえず硝子のところまで行こうか。動けるかい?」

『痛すぎて無理ですね』

「だよね。」

夏油先生は動かないでね、と一言言うと俺をお姫様抱っこした。

ん?

『ん?』

「できるだけ揺れないようにするから」

それだけ言うと夏油先生は宙に浮くタイプの呪霊を出してそれに乗り、移動した。

呪霊に乗るのならお姫様抱っこは必要なかったのでは?

てか俺、前にも五条先生にお姫様抱っこされたことあったような?

俺ヒロインか?

『そんなわけないか』

俺がヒロインなら五条先生ととっくにくっついとるわボケ。

「喋れるならとりあえずは大丈夫そうだ」

『全然痛いんですけど。痛さで気絶しそう。』

「あと少しだから頑張って。」

『鬼畜』

「うるさい」

夏油先生と会話しているおかげで意識を保てている気がする。

あのクソ蛇野郎。
噛みやがって。もっかい殺してやろうか!

「A、眠くはないかい?」

『なんとか』

定期的に話しかけてくれる夏油先生って優しいよね。

睡魔と戦っているといつのまにか医務室まで来ていた。

『いつの間に』

「ちょうど今さ。」

『そうなんすね』

「じゃあ硝子。後は頼んだよ」

「りょーかい」

2人の気が抜けているのにどこか頼もしい会話を聞きながら俺は再び意識を手放した。

五条先生がいなかったことに気づかないふりをして。

交流会後らしい→←ある日の



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作者名:万年ぼっち | 作成日時:2023年12月25日 21時

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