泥棒猫に負けた俺【男主】 (ページ36)

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［開始1分前でーす。ではここで歌姫先生にありがたーい激励のお言葉を頂きます。］

五条先生ののんびりとした声がスピーカーから聞こえてくる
もちろん庵さんの慌てた声も

［あー…ある程度の怪我は仕方ないですが…そのぉ…時々は助け合い的なアレが…［時間でーす］ちょっ五条！！アンタねぇ［それでは姉妹校交流会スタァートォ!!!］

［先輩を敬え！！］

『相変わらず漫才みたいな会話だこって』

「何のんきに空なんか見てんだ！置いてくぞ！」

『ちょっまって！？』

だっと駆け出したクラスメイトから遅れて俺もスタートした

「ボス呪霊どの辺にいるかな？」

「放たれたのは両校の中間地点だろうけどまあじっとはしてないわな」

「例のタイミングで索敵に長けたパンダ班と恵班に分かれる。後は頼んだぞ悠仁」

「オッス！！」

会話しなが走る俺たちの前駆けている恵ちゃんの玉犬が「バウッ」と鳴いた
呪霊を見つけたのだ

《どごいグのぉ〜〜？》

相変わらずキモい声で話す呪霊は見た感じ３級、ザコだ

「3級(ザコ)だな」

パンダも俺と同じこと考えてるわ
パンダと思考回路一緒はちょっと複雑

「先輩ストップ！！」

恵の声とほぼ同時に横から木を体当たりでへし折って東堂が出てきた
キモいぐらい頑丈ですね

「ぃよぉーし！！全員いるな！！まとめてかかってこい！！」

パゴッ

ぐわっというような効果音がつきそうな登場をした東堂の顔面に虎杖が一発喰らわせた

それを合図に「散れ！！」

恵、俺、真希

釘崎、棘、パンダに分かれた

「東堂1人でしたね」

『相変わらずキモいぐらい頑丈だったな』

「だな。やっぱ悠仁に変えて正解だったな」

『ほんそれ』

作戦ぴったりはまってマジで気持ちいいわ

バカな東堂