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すごいあざできたわ ページ29
「おらっ！こんなんじゃあすぐやられっぞ！A！」
「真希さんまじですやん！？殺す気ですやん！？」
焦りすぎて変な言葉遣いになってしまうほど焦っている俺を真希は容赦なく呪具で攻めてきた
模擬戦をして交流会に備えているところだったのだが真希はまじで俺を殺す気だと思う
変な汗がドバッドバなんだが
おらっという声に合わせてリーチの長い呪具が振り上げられる
それを避けるために後ろに下がろうとした俺の腹に鈍い音を響かせてクリーンヒットしたのはもちろん真希の呪具
グラウンドで大きな俺の悲鳴が上がった
「あー結構あざになってるね」
気の抜けた声で俺の腹がどうなっているのか診察してくれた家入さんは俺にパシッとシップを貼ってさっさと医務室から追い出した
何か忙しいことでもあったのだろうか
それともただ面倒臭かっただけなのか
「てかくそイテェ」
あんなん女じゃなくてゴリラだろ
あの胸は飾りもんか？
いやきっとあれは世間一般で言うお胸ではなくて胸筋だろう
「あのゴリラが」
1人でボソボソと呟いていると少しは気分が晴れた
よしっこの調子で明日からも頑張ろー！
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作者名：万年ぼっち | 作成日時：2023年12月25日 21時
