前髪のひと ページ11
少しグロイ表現あるかもです！
苦手な人は注意！
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「なるほどね」
つまりこの少年たちはコックリさんを途中で辞めてしまったんだ。
だから友達にコックリさんかはわからないが狐の呪霊が取り憑いたと
んー、かなり難しそうだな。この事件
あー、思考停止したいけどっしちゃだめだからがんばろ
「夏油先生。この子も一緒に連れて校内を見て回った方が幾分か安心ですよね。」
「ここに1人で置いておくよりはずっとね」
「よし、俺たちがその友達から悪いやつを追い出してやる。でもここに1人でいるのは危険だから俺たちと一緒に来てくれないか？一緒にいたら守ってくれるから。あの変な前髪の人が。」
「前髪の人が、守ってくれるんですか、？」
「･･･うん、そうだね」
「ありがとうございます。僕も連れて行ってください。」
さて、少年の意思も確認できた事だし
行きますか
「じゃあ、俺が前歩くんで夏油先生はその子の隣が後ろを歩いてください。」
「わかった」
少年を間に挟みながらひとつひとつの教室を確認していく
だがなかなか見つからない。
あ、そういえばまだ聞いてないことがあった
「そういえばさ、コックリさんはどこでやったの？」
「4階の6年1組です。」
最上階か、
「A、そこにいる確率は高いと思うよ。」
「そう、ですね。それじゃあ6年1組に行ってみましょうか！」
マジかー、
階段1番上まで登るのか
はぁ、
気分が全然乗らないがコツコツと足音を響かせて階段を登っていく
2階から登り続けて2回目の踊り廊下
もうすぐだ
足を一歩一歩と動かしていくと、ついに4階に辿り着いた
廊下からパッとのぞくだけでわかる不穏な気配
その気配はやっぱりと言うべきか、6年1組から漂っていた
「では、行きます。」
扉に手をかける
深呼吸をして
バンッと一気に扉を開け払った。
そこには、机の上に置かれたコックリさんをする時の紙。
そして血。
そして、
この光景を見て、何かが引っかかった。
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作者名：万年ぼっち | 作成日時：2023年12月25日 21時
