目黒君は罪深い (ページ7)

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Episode 7 ページ7

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変な緊張感でゆっくり浸かることも出来ずに
直ぐにお風呂をあがる。

身体を拭いていると部屋から話し声が聞こえた。

聞いちゃいけない。
分かっていたけど。

…聞き耳をたててしまった。

｢だから俺好きな女しか抱かねーって言ってんだろ。笑｣

直ぐに耳を塞いだ。

…好きな女しか？

おかしい。
聞いてた噂とだいぶ違う。

どっちを信用すればいいの…？

｢…蓮。あがったよ。｣

｢ん。あーごめん。電話切るからバイバイ。｣

そう言って電話を切る蓮。
スマホの画面がチラッと見える。

そこには”カナエ”の文字。

カナエ。

この名前が男の子なわけが無い。

さっきのは何かの冗談を聞いた。

もしくは”カナエ”との関係を切らさないための
言い訳だった。

そう捉えよう。

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｢じゃ、しよっか。｣

10分もしないでお風呂をあがった蓮。

少し濡れた髪の毛。
割れた腹筋がチラチラ見えるゆるゆるな白Tシャツ。

ただでさえイケメンな彼なのに。

私は自分の奥底にある欲望に負けた。

こうして私と目黒蓮の身体の関係は

切っても切れないものへとなっていった。