目黒君は罪深い (ページ6)

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Episode 6 ページ6

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-木曜日

案の定落ち合った場所は人通りの少ないホテルだった。

慣れた手つきですんなりとホテルへと入っていく蓮に私はただついて行った。

エレベーターに2人きり。

｢A、案外嬉しいんでしょ。俺とやれて。｣

｢は！？そっ、そんなわけないじゃん！｣

｢だったらこんな所まで普通着いてくる？笑
素直になりなって。｣

そう言って頬に優しくキスを落とした。

…こういう事他の子にもしてるんだもんな。

罪深いもんだ、目黒蓮は。

ｶﾞﾁｬｯ

初めて入るホテルに多少緊張する。

蓮はドカっと荷物を床に投げほる。

私もゆっくりと荷物を降ろした。

｢風呂とどっち先にする？それとも風呂でする？｣

なんら緊張感のない蓮。

こっちは慣れてないんだからオブラートに包んで聞いてよ…！

｢…どっちでも。｣

｢じゃあ先風呂どーぞ。｣

私は蓮の流れに呑まれて素直にお風呂へと入った。

真っ白なお風呂。
勿論そういうホテル。

だから見ようと思えばいくらでも見えてしまう構造。

でも蓮は一切見る気配が無かった。