Episode 4 ページ4
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「待って!?どういう事…?」
「じゃあ事細かに説明しましょうか?
Aの可愛かったとことか…」
「っ!簡単に説明して!!」
どうやら話を聞けば
私は家に入るなりベットに寝転がり、
冗談で”襲いますよ?”と言われた所、
服を脱ぎ始めてしまい、
行為に至ったらしい。
…で、大事なのはその後だ。
「で、俺がAの身体気に入ったから
そういうお友達になりましょうか?って言ったら
すんなり了承してくれたって訳です。」
「……なんでこんな事に。」
お酒の怖さを改めて思い知る。
確かに最近は彼氏もいないし、そういう事に飢えてはいたけども…。
こんなんじゃただのいやらしい女じゃない…!
「あの、ごめん。その…昨日の事は無しに…」
「ダメっすよ?」
目黒君はグイッと顔を近づける。
あと少し前に動けば唇が当たってしまうほどに。
「約束は守るものでしょ?
それにこんないい女手放さねぇし。」
さっきまで後輩だった彼の顔は一気に男へと変わった。
まるで餌に飢えた肉食動物かのように。
「ま、そういう事だから。これからもよろしくね?
あと昨日”蓮”って呼ぶ約束もしたよね。」
「…あの、本当に…?目黒、」
「だーかーら。目黒じゃなくて?」
「……蓮。」
「ん。良い子っすね。」
そう言って私の頭をふわふわと撫でた。
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作者名:Yuu.memesaku | 作成日時:2021年4月5日 17時