side meguro ページ35
side meguro
俺は今までにないくらいに全力で走った。
こーじの家の目の前まで来ると
玄関のドアは開けっ放し。
そしてそこには誰かがこーじに覆いかぶさっていた。
…許せない。
俺のこーじに触んじゃねぇ！
俺は勢いよく男の顔を蹴り飛ばす。
男は勢いよく横にころがっていく。
そしてようやく見えたこーじの顔。
｢玄関のドア開けて人のもん犯すとか
どーゆー神経してんすか？｣
｢ちっ！いきなり蹴ってくんじゃねぇ！！｣
男は俺を思いっきり睨みつけてきた。
それと同時に怒り、こいつを絶対ぶっ飛ばしてやる
っていう思い、こいつが犯人であるという衝撃が走る。
そしてやっと見えたこーじの顔。こーじの顔は涙でぐちゃぐちゃだった。
俺は大泣きのこーじに言った。
｢…簡単に襲われてんじゃねぇよ。｣
｢っ、！ごめっめ、め。｣
｢こーじはとりあえず阿部ちゃんに連絡して。
そしたら阿部ちゃんが多分警察呼んでくれる。
もうこうなったら俺らの関係バレてもいいだろ。｣
｢でっでも…｣
｢いいから阿部ちゃん呼んで。｣
｢…おん。｣
こーじはそう言って力なく家の奥へと
行った。
そして俺はこいつとけりを付ける。
｢俺のこーじに何してんの？｣
｢…目黒君のじゃなくて僕のこーじ君だよ。
僕はこーじ君を愛しているんだ。｣
｢俺の方が何千倍も愛してるけど。
てかお前のせいでこーじが病んでんだけど。俺のこーじにこんな事してタダで済むと思ってんのかよ｣
｢…。｣
こいつは身の危険を感じたのか俺と距離をとる。
…俺だって暴力沙汰にしたくないし、こんな喧嘩
得意なわけが無い。
早く阿部ちゃん来てくれて…！
｢…もうこうなったら写真は全部週刊誌に売るぞ…！｣
｢勝手にしろ。売りたきゃ売ればいい。
俺はファンの人を信じてるから。認めてくれるって。｣
｢っ！調子に乗るなっ！！！｣
そう言って男は突然俺に殴り掛かる。
突然すぎて俺も避けきれない…
やばい…！
｢はーい。そこまで。全部映像に残ってますよ。
ごめんね。さっきこーじの玄関のここ。隠しカメラ仕掛けてたの〜。｣
そう言ったのは阿部ちゃん。
男の拳を止めたのは佐久間君だった。
2人は知らない間に俺の後ろにたっていた。
｢お待たせ。こーじからも連絡あって警察にも電話した。もう来ると思う。
それまでの間こーじと話してきな。
こっちは俺と佐久間で対処しとくから。｣
｢…あざす。｣
俺は阿部ちゃんと佐久間君に感謝してこーじの家に入って隠れてるこーじを探す。
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ゆか - 泣けました！ (2020年8月9日 0時) (
レス) id: 641e996ae4 (このIDを非表示/違反報告)
Yuu.memesaku(プロフ) - み る く こ こ あさん» コメントありがとうございます！！今新しくお話を書かせてもらってますので、そちらが書き終わったら考えさせていただきます！ (2020年4月1日 22時) (レス) id: b878421b1e (このIDを非表示/違反報告)
み る く こ こ あ(プロフ) - とても面白かったです！良ければ康二くんを目黒くんとラウールくんで奪い合うお話見てみたいなと思いました…！次のお話も楽しみにしてますっ。これからも頑張ってくださいっ！ (2020年4月1日 22時) (レス) id: 8bc88fbcff (このIDを非表示/違反報告)
Yuu.memesaku(プロフ) - みーさん» コメントありがとうございます！新作を更新してから書こうと思います！！良ければ新作も読んでくださると嬉しいです！ (2020年4月1日 0時) (レス) id: b878421b1e (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - 最後まで楽しく読ませていただきました！ぜひAnotherSTORYでラブラブな、めめこじ読みたいです！ (2020年4月1日 0時) (レス) id: 67ba1ad69d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yuu.memesaku | 作成日時：2020年2月13日 23時
