side sakuma ページ22
side sakuma
こーじがあんな事言うから仕事に集中出来ない。
ここまで来て、こーじはまだめめをダメさせるの？
そんなん、やだよ。
今日はちょくちょくこーじにちょっかい出した。
…ちょっとした嫉妬。
｢…ねぇ佐久間、今日久しぶりに2人でご飯行こ。｣
｢うぇっ！いいよいいよ！阿部ちゃんから誘ってくるの意外だわ！笑笑｣
阿部ちゃんは久しぶりに飲みを提案してきた。
9人が解散した後、俺と阿部ちゃんは飲み屋に入る。
2人で少し話した後に、阿部ちゃんは俺の目を見て話しかけてきた。
｢…ねぇ。佐久間さ、気づいてるっていうか、知ってるんでしょ、めめとこーじの事。｣
…えっ、阿部ちゃん知ってんの？？
｢…えっ。いや、あー…まぁうん。知ってるよ。阿部ちゃんも知ってたんだね…。｣
まさか阿部ちゃんが知ってるとは思わなくて驚きが隠せなかった。
こーじが相談したのかな。
｢佐久間。気づいてるなら言うけどね。…佐久間、今日めめとイチャイチャしすぎだよ。こーじだってめめの事振った身ではあるけど、こーじはこーじなりに色々あるんだ。だから、佐久間。あんまりめめとは…｣
｢一緒にいないでっていうの？｣
…俺はつい言ってしまった。というか、怒ってしまった。だって、それじゃあ俺とめめが悪いみたいじゃん。なんかあるのはそっちだけじゃない。
俺だって本気なんだから。
｢…俺が逆に聞きたいよ。こーじはなんでめめの事振ったのに、今日あんな事言ったの。意味わかんないよ。｣
｢それには！…それには、理由があるんだ。その理由は言えない…。でも、めめとこーじにはまだ可能性があるんだよ…。だから、言い方悪いけど邪魔、しない方がいいと思う…。｣
｢もし俺が本気って言ったら？｣
｢えっ…？｣
阿部ちゃんは物凄く拍子抜けた顔をした。
｢だから、もし俺がめめの事本気で、俺も俺なりに恋愛してるって言ったら邪魔しても文句ないよねって事。｣
…
ちょっと言いすぎたかも…。
でも、俺だって好きだもん。めめと一緒にいたいもん。言い方悪いけどさ、邪魔したいもん。
阿部ちゃんは戸惑いを隠しきれてなかった。
｢ごめん、俺帰る。｣
俺はきまづくなってその場を去る。
結局、これじゃ俺がこの関係の悪役みたい。
阿部ちゃんにもバレたし。
…めめはこーじの事忘れてないし。
もう、…最悪だよ。
でも、でも俺は。
どんなに悪役でも、めめと一緒にいたいから。
この恋を叶えたいから、
その為なら、どんな役でも引き受ける。
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ゆか - 泣けました！ (2020年8月9日 0時) (
レス) id: 641e996ae4 (このIDを非表示/違反報告)
Yuu.memesaku(プロフ) - み る く こ こ あさん» コメントありがとうございます！！今新しくお話を書かせてもらってますので、そちらが書き終わったら考えさせていただきます！ (2020年4月1日 22時) (レス) id: b878421b1e (このIDを非表示/違反報告)
み る く こ こ あ(プロフ) - とても面白かったです！良ければ康二くんを目黒くんとラウールくんで奪い合うお話見てみたいなと思いました…！次のお話も楽しみにしてますっ。これからも頑張ってくださいっ！ (2020年4月1日 22時) (レス) id: 8bc88fbcff (このIDを非表示/違反報告)
Yuu.memesaku(プロフ) - みーさん» コメントありがとうございます！新作を更新してから書こうと思います！！良ければ新作も読んでくださると嬉しいです！ (2020年4月1日 0時) (レス) id: b878421b1e (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - 最後まで楽しく読ませていただきました！ぜひAnotherSTORYでラブラブな、めめこじ読みたいです！ (2020年4月1日 0時) (レス) id: 67ba1ad69d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yuu.memesaku | 作成日時：2020年2月13日 23時
