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▽イゾウside
Aに昨日買った黒いひらひらしたワンピースを着せてみたら
「…人形みてぇ…」
白い肌が一際目立つ感じになってしまった。
「…墓参りならと思ったが…」
「？」
本人はわかってないからぺたん、と足を伸ばして座っている。手には余程気に入ったのかクマのぬいぐるみ。
「…ま、いいかな。」
するとドアの向こうから
「イゾウ〜いるか〜」
間延びしたエースの声。
「いるぞ。」
「入るぞ！お、A洋服じゃん！」
入ってきたエースがすぐAを見てそう言った。
「えーす！」
「うわ、イゾウ。A人形みてぇだな！」
「オレも思った。」
「？？」
こてん、と首を傾げてAはオレ達を見上げる。
「あ、A！マルコから預かってきたぞ〜。お前の姉ちゃんの荷物！」
エースのその言葉にAはピクリと反応した。
「ほら。」
エースが持ってきた紙袋の中にはAの姉が着ていた着物、そして数珠、何か書かれた紙が数枚、巾着が2つあった。
「…あった。」
ぽつり、と聞こえた声にエースと顔を見合わせる。そろり、と手を伸ばし大切そうに持ち上げたのは2つある巾着の1つ。綺麗な桜色のなかに紅色が映えている綺麗な巾着だ。
「…ぶじだ…よかった…！」
ホッとしたようなAはもうひとつの巾着も手に取り、中を確認した。そして何か書かれた紙もじっと見て、数珠も手に取った。最後にそろり、と着物に触れて
「…ねえさま…」
小さく、小さく呟かれた声は
とても愛おしげで、
哀しそうだった。
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名無しさん - 名前のところがユアになってるところが何ヵ所がありました。直してくれると嬉しいです。この作品だいすきなので、応援してます。更新頑張ってください (2018年7月14日 21時) (
レス) id: eefbd9d545 (このIDを非表示/違反報告)
夜涙(プロフ) - 結愛さん» いえいえ、ありがとうございます！伝えなくていいかなって思ったんですが、やっぱり気になってしまって…もし、不快に思われてしまったならごめんなさい。 (2017年7月4日 1時) (レス) id: ed485df4ba (このIDを非表示/違反報告)
結愛(プロフ) - 夜涙さん» すみません！ご指摘有難うございます！直しておきます！ (2017年7月3日 11時) (レス) id: 4ce5084a76 (このIDを非表示/違反報告)
夜涙(プロフ) - 初めまして。あの、所々名前が『ユア』という風に表記されるので、直してもらえるとありがたいです。よろしくお願いします。 (2017年7月3日 2時) (レス) id: ed485df4ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もっくん | 作成日時：2017年5月6日 22時
