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イゾウはちゃんとあの後白ひげの部屋にイゾウが買い与えたくまのぬいぐるみと絵本を数冊持ってきた。そして今は白ひげに絵本を読んでもらっている。
「？とうさま、コレはなんですか？」
くまのぬいぐるみを片手にAは白ひげに問うていく。
「…コレは悪魔の実だ。」
「？あくまのみ？」
「グララララ。この船にはソレを食べたヤツが何人もいるぜ。」
賢いAは知識をどんどん吸収していく。だからこそ白ひげはAに与える知識を、知恵を今のAに教えていいものかと悩みながら教えている。
「…とうさまも？」
ジッと白ひげを見たAはそう呟いた。
「グララララ！よく分かったな。」
「このみは、とうさまにとってよいものでしたか？」
「…あぁ。愛する息子たちを守れるからなァ。」
「…まもる…」
視線を絵本に戻したAは
「…あくまのみ…」
勿論、絵本の文字は英語だ。Aにはさっぱり分からない。だから文字を覚えようとしているのだ。
「…これは、あくまのみ、とかいてありますか？」
「あぁ。"悪魔の実 パラミシア系 カゲカゲの実"。」
「？ぱらみあ？」
聞き慣れない言葉にAは首を傾げる。
「グララララ！パラミシアだ。悪魔の実はたくさんあるが大きく3つに分けられる。1つがパラミシア系。あとはロギア系、ゾオン系だ。」
「ぱらみしあ、ろぎあ、ぞおん？」
「あぁ。オレはパラミシアだ。」
「…とうさまは、なんのあくまのみなんですか？」
「オレはグラグラの実を食べた。地震は分かるか？」
こくり。
「オレは地震を作ることが出来る。」
「…じしん…じしんはてんさいだけではなかったのですね。」
「グララララ！地震を作れるのはグラグラの実を食べたオレだけだ！」
「…じゃあとうさまはおつよいのですね。」
「その辺のハナタレ共には負けねぇなァ。グララララ！」
「…ふふ。じゃあろぎあ、と、ぞおんはこのおふねにいますか？」
「ロギアはエース。ゾオンはマルコか。」
「…。」
「…A、今度見せてもらうといい。」
黙ってしまったAに白ひげは優しく頭を撫でた。
「…とうさまは？」
「グララララ！オレァ力使ったらこの辺一帯に津波が起きちまうぜ！」
「！…じしんだから…」
そして絵本を見て
「…あくまのみ…ぱらみしあ…」
と覚えるように何度も呟いていた。
「…勉強は好きか、A。」
「ちしきをえるのはすきです。」
(それは無知では生きていけないと悟っているから)
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うさな - 面白かったです!めっちゃ続き気になるー！！更新頑張ってください! (4月28日 14時) (
レス) @page40 id: 8b6881ee90 (このIDを非表示/違反報告)
麗葉 - 少年陰陽師を私は知らないんですけど、それでもとても面白かったです！続きも楽しみにしてます！ (5月30日 17時) (レス) @page40 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
もっくん(プロフ) - 質問以外、コメントを返すことはしないと思いますが、励みにはなっておりますので感想聞かせて頂けると幸いです◎ (2023年4月24日 2時) (レス) id: 55d108408f (このIDを非表示/違反報告)
もっくん(プロフ) - いつのまにか沢山のコメントありがとうございます。何となく、ふと戻って来てきみてこんなにも沢山の人に読んで頂けて嬉しいです。これからも亀よりも遅いし、気ままに更新していこうかなと思っております。 (2023年4月24日 1時) (レス) id: 55d108408f (このIDを非表示/違反報告)
リラン(プロフ) - たまらなく嬉しいコラボ作品です！続き楽しみにしてます！ (2022年12月23日 0時) (レス) @page42 id: f068be0892 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もっくん | 作成日時：2017年6月17日 12時
