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「Aなにして遊ぼっか！」
Aと手を繋ぎ、にししっと笑うエースにAは困ったように眉を下げた。
「……あそんだことが、ないの。だから…わかりません。」
そう言って俯いたAにエースはしまった、というような顔を一瞬だけした。だがすかさず笑顔をAに向けた。
「じゃあ、今日からいっぱい遊ぼうぜ！」
「…！…うん。」
小さくとも、笑い返したAにエースは心の中で安堵した。
白ひげの所に行ったとき。Aとイゾウの雰囲気がおかしいことにエースは気が付いた。
あんなにAを溺愛していたイゾウが、Aの目を見ない。
あんなにイゾウに懐いていたAが、イゾウの顔を見ない。
(かと言ってオレがどうにか出来るもんじゃねぇよなぁ。
なら。
オレが出来ることをしないと。)
「そういえばオレのメラメラの実の能力見たいっつったっけ？」
「…うん。」
顔を少しだけ上げたAの目は好奇心が見え隠れしていて、エースはAの変化が嬉しかった。
「よっしゃ！オレの能力は炎だから外出るか！」
「うん。」
何も聞かないエースにAは戸惑っていたが、"悪魔の実"という未知なるものにAは興味があった。だから
「えーす。」
「うん？」
「ありがとう。」
何も聞かないでくれて。
何も知らないように接してくれて。
能力を見せようとしてくれて。
「ありがとう、えーす。」
Aは小さな手でエースの手を握り返してふわり、と笑った。
(どうかこの優しいひとたちを護らせて、と願いながら)
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うさな - 面白かったです!めっちゃ続き気になるー！！更新頑張ってください! (4月28日 14時) (
レス) @page40 id: 8b6881ee90 (このIDを非表示/違反報告)
麗葉 - 少年陰陽師を私は知らないんですけど、それでもとても面白かったです！続きも楽しみにしてます！ (5月30日 17時) (レス) @page40 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
もっくん(プロフ) - 質問以外、コメントを返すことはしないと思いますが、励みにはなっておりますので感想聞かせて頂けると幸いです◎ (2023年4月24日 2時) (レス) id: 55d108408f (このIDを非表示/違反報告)
もっくん(プロフ) - いつのまにか沢山のコメントありがとうございます。何となく、ふと戻って来てきみてこんなにも沢山の人に読んで頂けて嬉しいです。これからも亀よりも遅いし、気ままに更新していこうかなと思っております。 (2023年4月24日 1時) (レス) id: 55d108408f (このIDを非表示/違反報告)
リラン(プロフ) - たまらなく嬉しいコラボ作品です！続き楽しみにしてます！ (2022年12月23日 0時) (レス) @page42 id: f068be0892 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もっくん | 作成日時：2017年6月17日 12時
