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「まだ、とうさまをつれていかないで。」
Aの視線は、白ひげだ。白ひげなのだが、その先に視える黒い靄を視ていた。
それは、Aはよく知っていた。
ある時は叔父が連れてきた人たちの中に。
ある時は姉が外へと連れ出してくれた時に。
ある時は、姉が亡くなる時に。
その黒い靄は、その人の側に様子を伺うように、嘲笑うかのように近付いてくる。
それを
"死鬼"と呼ぶ。
死期は分からないものだ。だが、視える力を持つ者たちは、力のある者たちは分かってしまう。
Aが白ひげが病気なのだと知ったのは、この船に乗ってから少し経った頃だ。白ひげが病気だと、教えてくれた。でも治って欲しい、と凄く凄く願っていた。
そして死鬼は、船にたくさんいた。Aは何故こんなにたくさんいるのか分からなかったが、その殆どが、遠かった。
けれど、最近になって
白ひげに、死鬼が近付いてきている。
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うさな - 面白かったです!めっちゃ続き気になるー！！更新頑張ってください! (4月28日 14時) (
レス) @page40 id: 8b6881ee90 (このIDを非表示/違反報告)
麗葉 - 少年陰陽師を私は知らないんですけど、それでもとても面白かったです！続きも楽しみにしてます！ (5月30日 17時) (レス) @page40 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
もっくん(プロフ) - 質問以外、コメントを返すことはしないと思いますが、励みにはなっておりますので感想聞かせて頂けると幸いです◎ (2023年4月24日 2時) (レス) id: 55d108408f (このIDを非表示/違反報告)
もっくん(プロフ) - いつのまにか沢山のコメントありがとうございます。何となく、ふと戻って来てきみてこんなにも沢山の人に読んで頂けて嬉しいです。これからも亀よりも遅いし、気ままに更新していこうかなと思っております。 (2023年4月24日 1時) (レス) id: 55d108408f (このIDを非表示/違反報告)
リラン(プロフ) - たまらなく嬉しいコラボ作品です！続き楽しみにしてます！ (2022年12月23日 0時) (レス) @page42 id: f068be0892 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もっくん | 作成日時：2017年6月17日 12時
