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9、人間兵器 ページ10

「lー5。write offs。失敗作。→jー67ー81。これは位置だな。jはjarudre。つまりジャルドーレ通り。そこからX軸67とY軸81の地点は…ハリストロ倉庫郡跡の位置と一致するな。」

「…つまり、改造で失敗して亡くなった人間兵器をここに捨てていたってこと…?」

ウィルが帰った後、俺たちは残った手記の解読を進めていた。解読は進んできているが、未だに謎なことも多い。その一つは最後の文『私は神ではない』と言う言葉である。そしてもう一つは手記に挟まっていた紙に書かれていた一文である。

『神の復讐 ああ なんということだ。読むがいい 我が身に刻まれしもの そして 恐怖におののくのだ。
パペサタン パペサタン アレッペ
彼らはそれぞれの悲しい果てに辿り着く
そして血肉が蘇り 姿形を取り戻し 永久に鳴り響く審判を聞くのだ。』




「神の復讐……読むがいい 我が身に刻まれしものって我が身、つまり人間兵器にされたモリスンの死体に刻まれた何かを読めってことかと思ったけど…違うみたい。…パペサタンパペサタンアレッペってどういう意味だろ…?」

コトがモリスンの死体の写真を見ながら呟く。それは俺も考えて写真を見返したりしたが、死体は何も刻まれていないどころか傷ひとつない状態だ。

「……集中が切れた。ちょっと買い物に行ってくる。」

集中が切れ、丁度いいタイミングで食料も切れていたことを思いだして俺は一旦作業を中断することにした。

「コト、買い物に行くけどなんかいるか?」

「…スピリタス」

「お前未成年だろ」

こいつがよくスピリタスを飲んでいるところを見ているが、酔っているところは見たことがない。多分相当体耐性は強いのだろう。そんなことを考えながら俺は事務所を跡にした。



コトsido

ハザマが事務所を跡にした後、私は続けて手記の謎を解いていた。ハザマは改造されて腕が8本になったモリスンを東洋の神様の観音様に似ていると言っていた。つまり手記にある『私は神ではない』とは自分は改造されて観音様のような姿になっているが、神様ではなく人間である。という意味だろうか?では、『神の復讐』とはなんだろうか…?

そこまで考えた時に、事務所に勢いよく何かが突っ込んで来たのであった。

10、強襲→←8、ちょっとした昔話2



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地獄狼(プロフ) - 白い雪さん» コメントありがとうございます!これからも頑張って更新していきますので、よろしくお願いします! (2018年11月24日 17時) (レス) id: 9982f25173 (このIDを非表示/違反報告)
白い雪(プロフ) - 何時も楽しく見てます( ˘ω˘ ) (2018年11月24日 17時) (レス) id: 91ed43297b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:地獄狼 | 作成日時:2018年1月4日 23時

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