幸運のクローバー (ページ7)

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〜新たに〜ページ7

次の日、学校に行くと教室で灯が知らない人と話していた。

その人は俺に気づいたみたいで綺麗にお辞儀した。

導「はじめまして！兄さんの友達ですよね？僕、早乙女導(さおとめしるべ)と言います！弟、といっても1歳しか変わらないので仲良くしてくれると嬉しいです！」

　...おお、すごい話す人だ。でも、嫌な気はしない。むしろ話をかけてもらえて嬉しかった。

「よろしく、導...くん？俺は、天村真那兎。最近引っ越してきたばかりだけど友達になれて嬉しいよ。」
　

　導くんは、「友達」という言葉に反応した。

導「へへっ...友達なんて...初めて言われたよ...///」

少し顔を赤くして静かに言った導を不覚にも可愛いと思ってしまった。そして次の瞬間俺は導くんを撫でていた。

　導がおどおどし始めてやっと気がついた。申し訳なくなり
「あっ！ごめん、可愛くてつい...俺にも弟がいたらこんな感じなのかなと思ってね。」

　導くんが、顔を赤くさせながら怒った。

導「もうっ！からかわないでくださいよ！...でも、もし兄さんが２人いたらこんな感じなのかなとちょっと嬉しくなりました...」

　いや、かわいいだろ… とか考えていたら授業の始まりのチャイムが鳴った。

　みんなが急いで自分の席に座る中、導くんは廊下を走っていった。