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クライガナ島 シッケアール王国跡地。
島全体が湿地帯のためか暗雲が絶えず渦巻き、鉛を張ったような曇天が広がる空。
今にも不気味でおぞましい笑い声の魔女が飛び出てきそうな淀んだ空気。
相も変わらないこの景色にももう慣れてきた、今日この頃。
メイド…じゃなくて、給仕の朝は早い。
誰よりも早く仕事に就き、主人のために新聞にアイロンをかけ、
モーニングティーを用意しなければならない。
主人に変わらぬ日常を快適に過ごしていただくため、全てをかける。
それがメイド…じゃなかった、給仕の美学。(言いたいだけです)(別に全てをかけてないです)
「Aやめろ。後半なんかどっかで聞いたことある内容だったぞ。
あとお前は私の"メイド"だ！給仕じゃねぇと何度も言ってるだろーが！」
あらバレまして？
ふふっと笑いながらそう返すとペローナ様は頬を膨らませてぷんぷんする。
ほんとこの人可愛いなこんちきしょう。可愛さの特売セールやん(激寒)
『なんかメイドっていやらしいじゃないですか』
そういう萌え役職はペローナ様の方がお似合ですよ。
まして私にはあんなフリフリなメイド服は性に合わんしな！！！←
「おいゴースト娘。朝から騒々しいぞ。」
ペローナ様とｷｬｯｷｬｳﾌﾌしていると、後ろの扉が開く。木製扉と床が擦りあう音と同時に響く、品位のある重低音。
少し眠たげな顔をしてるこの鷹の目様は、私の主人であり、この屋敷の主。
なんだよ朝から可愛くねぇなー！と騒ぐペローナ様の隣から移動して、陶器のシンプルなティーポットに手をかける。
『鷹の目様、おはようございます。紅茶、入れますね』
頼む、と一言言うと彼は椅子に腰かけて新聞を開く。
今日もいちいち仕草がえっちぃですね。カメラに収めてもいいですかねもう。
『はい、本日はアッサムをご用意しました』
「…うむ。今日も上手いな」
ティーカップにそっと口をつけると彼は、控えめな微笑を口角に浮かべる。
あ、あなた…ちょっとした貴族よりも品がありますよ…品というか華というか…
これが貴族オーラというやつか…(ちがう)
『鷹の目様に褒めていただけると嬉しいですね〜…』
「本当の事を言ったまでだ」
『て、照れますね』
「…なんか和むな、お前らの会話」
ここでの生活は、内乱で滅びた王国の跡地にあるとは思えないほど平和で、ほのぼのとしている。
…はずだった。
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シュガーブレット(プロフ) - ワンにゃんさん» うっｯ……(温かすぎるコメントに作者絶命) こんな更新速度亀かよぉぉぉ！！あぁん？！(？) みたいな小説にそんなお優しいコメントをくださるなんて…( ;∀;) テスト頑張ります！ありがとうございますぅぅ！(´；ω；｀) (2020年7月13日 19時) (
レス) id: 546a702772 (このIDを非表示/違反報告)
ワンにゃん - 更新楽しみにまってます！テストでいい点数取れるように頑張ってください！ (2020年7月13日 2時) (レス) id: ef2c77108f (このIDを非表示/違反報告)
シュガーブレット(プロフ) - 龍影雫さん» そそ、そんな優しいお言葉を…！！めちゃめちゃ励みになりますぅうぅぅぅぅぅぅ(迫真) 前回に引き続き、龍影雫様のコメントには頭が上がりません( ;∀;) (2020年6月14日 15時) (レス) id: 546a702772 (このIDを非表示/違反報告)
龍影雫(プロフ) - 今の時期、学校+更新ってなると色々大変ですよね…分かります。お互い乗り越えていきましょう！ (2020年6月14日 9時) (レス) id: 3ae87b76e5 (このIDを非表示/違反報告)
シュガーブレット(プロフ) - 唐柿煮さん» うわぁっ先輩…！！(ﾟДﾟ;)パイセンにそのような言葉を頂けるなんて嬉しい！(？) ありがとうざございます！ (2020年5月12日 0時) (レス) id: 546a702772 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シュガーブレット x他1人 | 作成日時：2020年4月1日 16時
