非公開練習生は先輩に愛されすぎる。【SVT】 (ページ7)

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sc side. ページ7

今日は後輩グループのショーケース。

今までにも後輩はデビューしてきたけど、自分たちのように自主制作をするグループは初めてだから、少し特別な感じがする。

すでにメンバーは公開されているけど、一人だけ’’非公開メンバー’’

事務所の噂によると日本人でスカウトされて、練習期間をほとんど設けずにデビューが決まったらしい。

正直言ってそんなの、ビジュアルで引っ張ってきただけなんだろ。

僕たちは長い間練習生期間を経てデビューを掴んだのに、そんな簡単にデビューできちゃうなんて、今の事務所も甘くなってる。

非公開メンバーについてはそういう印象しか残念だけど持てない。メンバーたちもそうだ。

まあ見てみないとわかんないんだけど。

って、考え事をしているとあっという間に開演。

司会の方が出てきて、一人目の男子メンバーが出てきた。
情報によると、６年間ほど練習生を過ごしてきたエースらしい。

にしても、緊張しているのか声も動きも少し硬いような...
反応も少しイマイチなように見える...

次から次へと出てくるメンバー。
正直まだまだって感じはするけど、これからがある。

ただ、非公開メンバーの実力によるけど。

ついに非公開メンバーが出てきた。

その瞬間、会場の雰囲気が変わったことも肌で感じた。
他のグループの子達もびっくりしている

イントロが流れ始め、懐かしいサウンドに思わず目を疑った。

洋服のセンス、今のところビジュアルは他のメンバーの上を行ってる。

あとは歌とダンｓ...

「「ワァァァァァァ！」」

その瞬間、今までは見られなかった歓声や拍手が聞こえてきた。

次の瞬間、それに納得してしまった。

軸のブレない完璧なダンス。

新人とは思えないくらいの歌の巧さ。

自分を認めたくない、悔しいけど、あの子は間違いなくこのグループでの実力はトップだろう。

この子さえいればこのグループは大丈ｂ...

「「キャァァァァァァ！」」

ついに彼女が帽子を外した。

嘘だろ。そんな、えっ、なんでそんな可愛いの？？

思わず口に出しそうになってしまった。でも、ここまで顔が整っている子は久しぶりかもしれない。

もっと自分を認めたくなくなった。

でも今の俺の本心は多分...

一人の女性としてAちゃんが好きだ。